私は今までの経験として、WEBマーケターや、WEBコンサルティングで飯を食っていくなら、
最低限のHTML、CSS知識はあった方がいいと思ってます。
最低限というのは、
- バナーを設置したり、テキストを変えたりできる。
- CSSで、テキストのフォントや、大きさ。画像の位置を変えられる。
- FlexboxとBootstrapを、少しでいいから触ったことがある。
というレベルです。
つまり、サイトは作れなくてもいいから、
「何か変えたくなったら、どこを弄ればいいか、何となくわかる」
というレベルです。
それは、なぜか。
- コードが読めると、職業の幅が広がる
- エンジニアと、コミュニケーションがしやすくなる
などという、ぬるい理由ではありません。
私が、最低限のコード知識が必要と思う理由は、ただ一つ。
クライアントのエンジニア(もどき)に舐められないようにするため。
これです。
前職でもそうでしたが、中小企業の場合、社内にシステム担当が一人しかいない、ということは少なくありません。
そして、非常に残念なことに、私が今まで出会ったそういう方々は、
かなりの確率で、人間的に問題があります。
井の中の蛙状態というか。
一般人より多少コードが書ける、という程度で、社内エンジニアを名乗り、
困ったことがあったら何でも俺に頼れ。という絶対王政を、社内に築いてることがあります。
そして、自分の存在がいかに必要であるか、のアピールが凄いので、何も分からない上の人間に、日々チヤホヤされてます。
ので、HTMLやCSSの知識がないと、
コンサル提案をしても、そういう輩が、
「これはこうなってるから無理なんだよ!」
など、逆切れ風に、言ってきた時、なすすべがありません。
冷静に来てみると、大体、そういうのは突っ込みどころが満載です。
古いコードのままだったり、ミスした所を放置してたり、単に新しいやり方を知らないだけだったり・・・。
ので、そこを理論武装して説得するためにも、最低限のコード知識が必要不可欠なのです。
言葉でいうと、他の社員の方々が分からないので、会議の場では適当におさめて、
メールやチャットで、冷静に、コードの間違いや、設定ミスを指摘するのが、良いです。
と・・・
ここまで、威勢の良いことを書いてきましたが、相手も人間です。
実際は、決して、プライドを傷つけずに、時には自分が泥をかぶるのも厭わぬやり方で、地道に説得してください。
相手に口喧嘩で勝つのが目的ではなく、クライアントの利益になるようにするのが、仕事です。
前職時代も、独立してからも、自分がコード読めなかったら、多分丸め込まれていただろうなぁ、と思うことが、沢山ありました。
ので、WEBマーケターは、時間を見て、コードも勉強しましょう。
それが、あなたの提案を前進させる、確実な一歩になります。
では。