退職理由は全部、「独立するから」でOK

会社やめるまでの軌跡

退職を決めてから、社長から親戚のおばさんまで、実に多くの方から「退職理由」を聞かれた。

その経験で思ったのは、退職理由は全部「独立するから」にした方が無難、というか面倒がないということだ。

こう答えると、多くの方に、

・おお、いいじゃん

・がんばれ!

と応援してもらえる。

単に転職するとか、辞めるとだけいうと、いろいろな人が心配してくるので、気持ちは嬉しいが、段々、答えるのが面倒になってくるはず。なので、「独立」は前向きな退職であり、お勧めである。

また、引き留め勢力の、

「もう少し頑張ってみないか」

「別の部署で一旦気持ちを変えてみないか」

攻撃も封殺することができる。

それでも言ってくる輩もいるが、

「いえ、気持ちはありがたいですが、独立したい気は変わらないので」

といえば、二回以上邪魔するのは、完全にエゴとなるので、大抵の人間が口をつぐむ。

私は、社長の引き留めをこれで攻略した。相手もかつては独立した人間なので、やはり、本気で止めるのが難しくなるのだろう。

問題は、「独立って何するの?」という質問に対しての答えも必要なことだが、これは

・WEB系の仕事

・エンジニア系の仕事

といっておけばOKである。

こういうと、大抵の人は、「へぇー」となり、それ以上は聞いてこない。

理由は、

・自分の全く分からない領域だから

・確かに需要がありそうな分野だから

あたりである。

下手にライターのように、想像しやすい分野だと、

「お前文才あるの?」「売れるなんてそんな簡単じゃないぞ」

と、いらない心配をさせることになるので、お勧めしない。

WEB系といっておけば、WEBライターになるのは嘘ではないし、良心も咎めないだろう。

そういう意味では、エンジニア系だと、下手に知ってる人に聞かれた場合、面倒くさいので、やはり「WEB系」で統一した方が無難かもしれない。

WEB系で足りないなら、「WEBマーケティング」にしたらOK。

私は本当に退職理由が「独立」で、「WEBマーケティング」(正確にはマーケ支援)で開業するつもりだが、これまで内容を深く聞いてきた人はいない。

なんなら、「パソコンとネットさえあれば、どこでも出来る仕事」といえば良い。

本当のことだし、これなら、多少想像しやすいのだろう。

「よく分からんけど、今は色々な仕事があるんだねー」と、大体納得してくれる。

家族、友人、親戚や恩師に、無駄な心配をさせることはない。

かといって、全員にいろいろな答えを用意するのは、意外と疲れる。

ただでさえ、退職に向けて、色々な準備で疲れているのだから、余計な体力は使わず、すっきり退職するのがお勧めである。