なんだか前回の記事と同じような内容になりそうなのだが、書き足りないので書く。
これは私と同じような退職者、というよりも、経営者、特に2代目に伝えたい。
「会社に不満はありません。でも、独立したいので辞めます」とか。
「会社に不満はありません。でも、違う道を目指したいので、転職します」とか
言われると思うが、
それは99%嘘ですから、信じないで欲しい。
いや、お互いに大人なのだから、「信じたふり」で接するのはいいことである。
しかし、私のケースを考えると、ガチで、「不満はない」と考える二代目も人いるかと、少し心配になり、今回の記事を書いた。
この場合ちょっとした不満とかでなく、もちろん、退職を決めるに値する決定的な不満である。
もちろん、独立志向、転職志向があるのは、事実である。
だが、当たり前のことだが、
「会社に不満がなければ、ふつうは辞めない」のである。
その当たり前を忘れ、「この人はうちの会社に希望を持ってるんだけど、自分の夢を追うために辞めるんだ。なら仕方ない」という簡単なストーリーで、頭の中を決着させると、
なぜ、うちの会社はエース級が辞めていくのか、という、中小企業にとって非常に大きい命題を、直視しないことになる。
はっきりいえば、「会社がクソだから辞めます」という本当のこと言わないだけである。
言っても、自分にとってデメリットしかないだからだ。
ちなみに、私は直属の上司と、友人には、その通りのことを言った。なお、この2人もそのうち辞めるので、問題ない。
というか、わざわざ「独立するから辞めます」と宣言したにもかかわらず、うちの社員の間では「やっぱりあの人も会社がクソだから辞めるんだ・・・」と噂になっているらしい。
それが普通である。創業者一族だけが、気づかない。いや、気づこうとしないのだ。
私は、ここで、認めるか、認めないで、二代目の道。会社を潰すか、潰さないか、が分かれていくように思う。
勇気を振り絞り、会社の問題点、自分の一族の問題点、親の問題点、を認める。それをもとに、改善策を打ち出し、即行動していく。
そうしなければ、人材、特に優秀な人物は、この先、二代目についてはいかないだろう。
私のような、一般ピープルには想像もできないプレッシャーと戦っていると思うが、頑張ってほしい。
そう願っている。