会社の残業時間を知りたければ、転職サイトの口コミを見れば良い

会社やめるまでの軌跡

このブログは、基本的にたんなる私の日記帳であり、アラフォーのくだらない愚痴が書いてあることはあっても、若者が読んで有益なことは、何一つない。

ただ、WEB担当者らしく、GoogleAnalyticsで、ユーザー属性を見てみると、20代の閲覧者が一番多いらしい。

やはり、ネットは若者中心なのか・・・。セミナーでミドル、シニアの層も厚いと言ってたのは嘘やったんか・・・。と、がっくり肩を落とすが、仕方ない。

たんに迷い込んだだけだと思うが、それでも若者が少しでも読む可能性があるなら、たまには若い世代が興味をもちそうな内容で、書いてみようと思う。

母校で社会人講話をしたことが何回かあるが、質疑応答で一番多いのが、

「仕事は何時ごろ終わるんですか?」

だった。

会社に帰って報告した所、上長は眉をひそめ、「これだから最近の若い者は・・・」と教科書通りの文句をいっていたが、これが若者のリアルだという認識はするべきだろう。

おそらく昔の学生も、本音は大して変わらなかったはずだ。

「給料いくらですか?」「残業代はでるんですか?」「仕事はいつになったら終わるんですか?」

なんて、面接で聞けないから言わないだけで、最近の若者の方が正直なだけだろう。

形だけの回答にこだわるよりは、私は良いと思う。

ネットで調べてれば、いくらでもアンケート結果などが出るだろうが、ここは長年中小企業で働いた私の意見を書いておきたい。

ちなみには、私はこれまで、

100人規模の田舎の企業と、400人規模の東京の企業で働いた経験をもつ。おそらく、それなりのパターンをカバーしているのではなかろうか。

私の会社だけだと狭いので、友人関係や、取引先の情報も合わせた意見にする。

まず、「やっぱり中小企業は定時に帰れないんですか?」と聞かれたら、

意外とそうでもない(特に最近は)と私は答える。

私自身、理系出身だが、設計、エンジニア、WEB、広告などの分野は、確かに残業が多かった。

20時に会社を出られればいい方、という人が多く、22時ごろまでミーティングしてる取引先もいた。

今後、エンジニア、IT、WEBの需要はめちゃくちゃあるのに、人材不足が解消される兆しがないのは、おそらく「残業したくない」若者が多いからではないか、と勝手に思っている。

しかし、最近は、働き方改革の流れで、多くの会社が残業削減に動いている。私の会社でも、強制的に18時まで退社させられる。私を含め、一部の特殊な立場の人間だけ残業しているが、それでも19時半までには終わる。

正直、私からみても、以前は「無駄な残業」が多かった。確かに仕事量も多いのだが、全部片づけようとするから終わらないのだ。

時間が来たら諦める。終わらないのは会社が悪い。こういう気構えでやると、意外と仕事は片付くものである。

なので、新社会人の若者は、その会社の「社員インタビュー」や、転職サイトの口コミで、しっかり事前調査しておけばよい。

私も今回退職することにしたので、興味がてら、転職サイトを覗いてみたが、残業時間に関しての口コミはかなり信頼度が高い。実際、取引先として知ってる会社を10社くらい読んでみたが、大体合ってる。

ただ、社風、経営方針などについての意見は参考程度に留めた方が無難だ。所詮、辞めていく人間が書く口コミなので、否定しかないし、視野の狭い意見が多い。

有料のサイトが多いが、1000円程度で、一通りの口コミは見れる。プリントアウトやPDFにして保存しておけばいいし、何なら友人と割り勘したらいい。外食1回分程度だ。人生の選択に影響することを考えたら、安い買い物だろう。

有益な情報はタダじゃない。ネット育ちの若者には、この事実こそ知っておいて欲しいものである。