アラフォーになって実感したことが二つある。
一つは、「大抵のものは、最初のハードルが一番高い」ということ。
そして、もう一つは、「一ヶ月続けられたら、あとは大体何とかなる」ということだ。
この2つを意識するか、しないかで、生涯身につくスキルに大きな差が出ると、考えている。
できれば、20代の頃に気づきたかったが、誰もそのことを教えてくれなかったので、仕方ない。
たとえば、ブログ。
現在は、220記事ほど更新している私だが、殆ど収益も発生していないのに、完全に習慣化されており、別に苦にならない。おそらく、余程のことがない限り、今後も続けるだろう。
しかし、私でも、最初の10記事はシンドかった。
理由はシンプルで、「力の入れどころが分からなかった」からだ。どんなことでも、最初がシンドイ理由の一つはこれではないだろうか。
私のブログの場合、最初に色々なブロガーの意見を見たうえで、
・3000文字以上書く
・読者にとって価値のある記事を書く
・見出し(h1、h2、h3タグ)、画像、オリジナルのdiscriptionを必ず入れる
・目次を入れる
などなど、色々、ルールを課していた。
そのせいで、1記事に2時間くらいかかっていた。当時は、仕事が終わって、夜10時ごろから更新していたので、こんなの毎日無理でしょ・・・と思っていたが、
ブロガーの皆さんが、「最初が一番シンドイ」と口を揃えていうので、多少、手を抜きつつも、とりあえず信じて頑張ってみた。
しかし、70記事ほどで、もうこのままだと続かないな、と限界を感じ、やり方を変えた。
それが、
・文字数を気にしない
・読者に価値がなくてもいい
・タグ、目次を気にしない
・見出しも入れない
の四か条だ。
こうすると、大体、15~30分ほどで更新を終えられるので、やるのが苦でなくなり、無事、習慣化させることに成功した。
今では、
朝起きる→朝食→ブログ→仕事
と、完全に、歯磨きのように、ローティーンに組み込まれている。
【毎日ブログ更新 】 を目標とするなら、最も重要なのは、「規定時間に終わらせること」だと思う。それが、30分以内であれば、猶更いい。
受験勉強だって、多くの人間は、1日〇時間、と決めていたのではないだろうか。
何が起きようと、100問解き終わるまでは、毎日勉強を続ける。そんな鉄のルールを遵守できるのは、一部の天才だけである。
大抵の人は、終わりが見えないものを、毎日続けられるほど強くない。
ブログに関しては、高品質の記事を書くことが重要で、頻度は毎日でなくても良い、という助言を多く見かける。成功者の言なのだから、それは正しいのだろう。
正しいが、それを実践できる人は、おそらく100人に1人以下でないかと思う。
頻度を下げれば、どうしても、更新が難しくなる。一つの記事に何日もかける、という意味であれば、それは結局、毎日更新と変わらないし、具体的なアウトプットがない分、モチベーション維持の難易度がむしろ高い。
勿論、読者にとって価値のある記事を30分で書くのは難しいだろう。
なので、最初は、「自分にとって価値があれば良い」と思う。
そもそも、自分が価値を感じないような記事に、他人にとって価値があるわけない。
少なくとも、自分は面白い(多少は)、と思う記事なら、似たような感覚を持つ読者が、世界に一人くらいはいるだろう。
30分で書いたものが面白いと思わないなら、10分くらいは見直して、どうしても面白いならないなら、無理やり終わらし、明日(次回)でいいや、と考える。
ブログなんて、最初はそれでいいのではないだろうか。
数か月で収益を上げたいんだ、ということなら、話は別だと思うが、それこそ、本当の天才にしか無理だと思うし、そんな人は、ブログをやらなくても、起業した方が遥かに儲かるし、楽な人生を送れると思う。
こんな感じに、思いつくまま書いて、25分。
最近は、タイムアタック的な気持ちも、モチベになってきた。色々楽しみを見つけるのも、ブログの良い所でないかと思う。