「東京」を知らない人ほど、「東京」に弱い

会社やめてからの人生

親から、「一度は東京に出た方がいい」と言われたことはないだろうか。

こういう親は、大抵、自身が東京に住んだことあるものだ。そこでしか得られない価値を知っている。

逆に、遊び以外で、一度も東京に行ったことがない親ほど、「都会になんて行かなくてもいい」という、ような気がする。

私自身、3年ほどしか東京にはいなかったが、その経験は確かに糧になっている。ただ、東京も常にアップデートされているので、10年前の経験では役に立たない。

知り合いでも、友人でも、取引先でも、良いから、必ず、「東京の人間」とリンクをもつこと。これは、田舎で生き抜く上でも、最も重要なことだと思っている。

そうすると、必ず、今の自分では「分からない」「理解できない」「意見が合わない」という情報が入ってくる。これが大事なのだ。その刺激が、自分を少しずつレベルアップさせていく。

田舎は確かに居心地がよい。変化が少ない。だが、いつも決まった関係の中だけでいると、人は停滞する。時代がこれだけ進化する今、停滞とは、後退を意味する。

それを受け入れるだけなら、本人の人生なので良いのだが、困ったことに、こうなった人間は、頑張る人の足を引っ張るようになる。周りに置いて行かれる気がするのだろう。おそらく、本人にその自覚はないので、余計たちが悪い。

社会のせい、政治のせい、にしても何も分からない。社会は、一個人の不満などに耳を傾けたりはしない。結局のところ、自分の人生を変えられるのは、自分だけなのだ。

私自身、基本、コミュ障なので、新しい人間関係を築くのはシンドイ。しかし、後退はいやだ。

今まで、苦労しながらも歩いてきた道、犠牲にしてきたものを無駄にしたくない。

なので、これからも東京を知り、地方で生きていきたいと思う。

同じような志の人、一緒に頑張ろう。