ふぅー、疲れた。
先ほど、話題のドラマ「あなたの番です」を見終えた。Huluで3日間、一気見。
私は海外ドラマがメインで、この手のドラマを殆ど見ないのだが、正直、とても面白かった。すごいね秋元康は。名作認定。
見たのは、本編エピソード20話分と、番外編「扉の向こう」20話分で、ざっくり計算すると
まず、本編が、47分×20=940分
番外編が・・・、えーと、各話で時間が違うのでメンドイな・・・
計416分か。結構あったね。
なので、足すと、1356分だから・・・
1356/60=22.6
計22.6時間!
そんなに見てたのか。そりゃ疲れるわけだ。
ちなみに最初から最後まで、完全にネタバレ回避で見た。
友人からは、「神ドラマだから絶対見ろ!」と散々布教されていたにも関わず、今まで見なかった理由は、
退職して、この自由な時間がある時に、全ての情報を遮断して、一気見したかったからである。
「考察が面白いんだよ!」
と友人が熱弁してたが、大体、その手の考察が盛り上がる作品、というのは、思い入れが強くなりすぎて、
「ぼくのかんがえた、さいこうのけつまつ」通りでないと、納得いかない人が大量発生し、荒れるのが、目に見えている。
ので、私はそういうゲームに参加せず、純粋に作品として面白いか知りたかったので、最終回を終えてから一気見しようと、以前から決めていた。
見終えてから、SNS等を見てみると、どうも案の定の荒れ方だったらしい。(今もか?)
中でも面白かったのは、「最終回後、黒幕の番外編をHuluでやるのはおかしい!」という意見である。
黒幕の過去編(犯行動機や、異常殺人者としての人格形成の過程)は、物語の根幹を成す部分なのだから、本来は本編に入れるべき内容で、有料放送ではなく、地上波でやるべき!なのだそうだ。
流石に、これをマトモな社会人が言っているのだとしたら、日本の将来が心配になるが、おそらくそんなわけはなく、中学生くらいの感想だろう。そうであれば仕方ない。
あえて自分がコメントするとしたら、面白い作品や貴重な情報とは、本来無料で手に入るものではなく、それが、資本主義社会、というものでないかな、ということくらいである。
それ以外にネットで見た、批判ポイントとしては、
・設定の後出しが多すぎ
・某女優の演技が下手
・未回収の伏線が多すぎ
エトセトラ、エトセトラ。
皆、あら探しが本当に好きだね。なんというか、自分から、わざわざ、ゴミを見つけにいかなくても良いと思う。
なんだか、今月中に、伏線回収などの特別編をやるらしいが、正直、私は興味ない。
確かに、全40話を見る中で、雑だな、と感じるシーンや設定は、正直結構あった。
ただ、それよりも「話の展開が気になる」「早く次がみたい」という気持ちの方が強く、気にならなかっただけだ。
「細かいアラが気になって作品を楽しめない」という人は、ようするに、作品の面白さよりも、あら探しをする楽しさが上回るということ、結局は、あなたにとって、「つまらない作品」だったね、ということだろう。それで終わる話である。
Twitterを見てると、定義だの、設定だの、自称批評家が山ほどいて、ネットは大変である。あんなのに、全部目を通している若者がいるとしたら、無駄な時間だから止めた方がいいよ、と忠告したい。
私は細かいアラ探しより、面白いか、面白くないか、それまで楽しめたか、楽しめなかったか、で、作品というのは評価したい。
その観点でいえば、3日間。22.6時間も、40のおっさんを熱中させた、という点で、「あなたの番です」は名作である。
有名なこの漫画のコマが全てを語っていると思うので、貼っておく。
この先の方が、さらにイイことを言っている。他にも、心に刺さる名言が満載なので、ぜひ読んでほしい。<上記は、島本和彦 新吼えろペン8巻から抜粋>
なお、「あなたの番です」は、私のように3日で一気見する時間があるなら、Huluは2週間無料キャンペーンをやっているので、そのうちに見てしまうのもお勧めである。