Brainという情弱ホイホイの無法地帯(現状)について思ったこと

人生観・仕事観

昨日、twitterをみていたら、「Brain」という、サービスがスタートしたという事で、話題になっていた。

で、覗いてみたら、想像以上にカオスだった。


詳しく調べてないのだが、どうやら、「有料note+アフィリエイト」という感じのサービスらしい。

noteと違い、その記事を紹介した人にも、購入されたらリベートが入るシステムらしく、それゆえに、金に目がくらんだ情報商材屋さんたちが、一斉に群がり、カオスになったらしい。

個人的には、爆サイみたいに、そういったリテラシーの低い人たちを、隔離する場として機能してもらえるなら、それでいいのでは、と思ったのだが、

運営側は、必死で浄化しようと、頑張っている様子。

このサービスを作った人は、まだ若いが、優秀で誠実な方らしいので(多分)、その評判が真実なら、これから、「低品質なコンテンツの排除」とやらを、必死でやっていくのだろう。

私のような凡人には、明るい未来が全く見えないが、ぜひ頑張って頂きたい。

ここから、さらに個人的な意見になるのだが

私は情弱を騙すサービスというのが、死ぬほど嫌いである。

これは、社会倫理とか、正義感とか、そういう青臭いものではなく、

素人を騙すSEO屋や、サイト制作会社という方々に、これまでの散々な目にあわされたきた事への私怨でしかない。

しかしだ。

先ほども覗いてみたら、目に入ったのは、こんなのである。

私はサプリメントを扱う会社にいたので、薬事法や、健康増進法。景表法に関しては、それなりに詳しい自信がある。

最近の法規制、消費者からの団体訴訟の厳しさなども、知っている。

また、医者から匙を投げられ、藁をもすがる思いで、健康食品に頼ろうとする人たちの、切実な思いも知っている。

そういった立場であった私からすると、このような人の生命にかかわるコンテンツを、有料でポンポン発信できてしまうプラットフォームは、非常に気持ちがよろしくない。

たとえ、自分が病人であったとしてもだ。

個人の体験談ほど、再現性がないくせに、残酷に希望を抱かせるものは、この世にないと思っている。

せっかくGoogleさんが、そういういい加減なYMYLサイトの評価を下げてくれたのに、このような情弱ホイホイのプラットフォームが広がってしまうと、意味がなくなる。

もっとも、冒頭にも書いたように、運営側も、この無法状態をなんとかしたいと、「全コンテンツの精査」「低品質なコンテンツの排除」に、全力を尽くす、ということだ。

金が動く場で、その実現がどれだけ困難かは、想像に難くないが、そんな奇跡を見てみたい気もする。

皮肉ではなく、心から応援したいと思う。

では。