仕事できないのに、出来ると思ってる人は、会社の癌である

人生観・仕事観

仕事人には4つのパターンがある

こんにちは、さぼてんです。少し過激なタイトルですが、中小企業に20年近く勤めた経験から、本気でそう思うので、今回のお話をします。

仕事人には、4つのパターンがあります。

  • ①仕事ができて、自分もできると思っている人
  • ②仕事ができるのに、自分ではできないと思っている人
  • ③仕事ができなくて、自分でもできないと思ってる人
  • ④仕事ができないのに、自分ではできると思ってる人

このうち、最も会社に害をもたらすのは、④の人達です。

控えめにいって、会社の病巣、ガンだと思います。以下、細かくお話します。

ちなみに、②には会ったことがありません。

仕事が出来るひとって、やっぱ基本、自信があふれています。謙虚な方は沢山いますが。

自分では仕事ができると勘違いしてる人の特徴

大体、共通点があります。

  • 基本、給料のため「だけ」に働いている。
  • 他人、会社への愚痴を毎日のように言う。しかし行動はしない
  • 仕事を成果ではなく、「負担」で測る。

特に最後は自分にとってカルチャーショックでしたね。

どうやったら全体が効率よく回るか、ミスが減るか、という視点ではなく、あくまで、自分の負担が増えるか、でしか仕事を見ないのです。

しかも平ではなく、役職者が。

新卒で勤めた会社では、このように仕事をとらえてる人は、周りにいなかったので、最初は驚きました。今はもう慣れましたが。

仕事ができないのに、できると思ってる人たちが、もたらす害

さて、それでは仕事ができないのに、自分では出来ると思っている人達が、具体的に会社にどのような害をもたらすか、お話しします。

仕事全体の効率を下げる

チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。とは、よく言われることです。こちらのブログでも紹介されています。

チームの成果は「有能な人」ではなく、「最も無能な人」に依存する。
あるソフト開発のエンジニアと話をした時、 「現場の改善活動」の話になった。 その方が言うには、 「社長の命令で、「やる気のある人」を中心に一生懸命、改善活動をしている。アイデアは現場にたくさんあるので、実行するのに結構忙…

ここでいう「無能な人」とは、多くの場合、自分では仕事が出来ると勘違いしている人が、とても多いと感じます。

なぜ、この人達は勘違いしてしまうのか。それは、先ほども話したように、自分の理解できる仕事しか見ないし、理解しようともしないからです。

自分より大変な仕事をしている人を、客観的に見ることができません。

仕事で大変なのは皆同じ。という、レベルの認識しかないのです。

そのうえ、とにかく自分の仕事を早く終わらせたい、という一心しかないので、全体の流れを乱し、指示も無視して、勝手に変更します。

結果、計画は崩れ、生産性が下がり、リスクも上がります。

優秀な人たちのやる気をそぐ

会社を辞めていく優秀な人達の話を聞いていると、かなりのパターンで、「人間関係」が大きく影響しています。

優秀な人たちは、向上心があり、どんな仕事にも真剣に取り組んで、常に自身の成長を願っています。

なので、仕事ができず、自分では出来ると思っているような人達とは、基本、価値観が合いません。

本来放っておけば良い存在ですが、部下がそのような人達だらけになると、そういうわけにもいきません。

査定やら何やらで、不毛な時間をとられ、優先順位を考えない意見、相談に何度も付き合い、一度話し合いで決めたルールも勝手に改変されるなどして、日々、ストレスが蓄積していきます。

にもかかわらず、会社は、仕事のできない人達を導くのも、優秀な人材の仕事だと、頼ってきます。

が、

正直、そのスキル今後いりますか?

おそらく、ろくに仕事のできない人達が今している仕事は、10年以内にAIに代替されていくと思います。

別の問題が新たに起きる可能性はありますが、それは進化の一つ。

自分から変わる気のない人達の指導に、無駄な時間を費やすよりは、100%マシだと思います。

いつまでも会社に居続ける

これが一番問題で、会社の癌と形容するにふさわしいところです。

仕事ができないひとは、基本会社を辞めません。優秀な人は、ひっそり辞めていきます。

仕事ができない人も、本当に会社に納得していなければ、すぐ辞めます。

辞めないのは、このまま会社にいれば、ぬるま湯のまま、旨い汁が吸えるし、転職したら今の立場を維持できるか分からないと自覚しているからです。

そして、その「やる気をうばう力」は、周りに伝染していきます。すると、頑張って残った「仕事が出来る人達」も、やがて、病魔に侵され、仕事のできない人達に変えられてしまいます。

なので、採用する時に、そういった癌を採用しない、という人選は、非常に重要だと感じます。

また、見込み違いだった時に、病巣を速やかに切除する(配置転換する)決断力は、経営者に非常に重要な能力であると感じます。

優秀な人材をとる能力より重要かもしれません。

だって、このせいで、優秀な人材がライバル会社に奪われてしまうわけですから。

会社の「癌」に付き合い、人生を無駄にするのは「即」やめましょう

さて、不幸にも自分の周りが、このように、「仕事ができないのに、自分では出来ると思ってる人達」に囲まれていると、気づいてしまった場合、取る道は「即行動」です。

  • ①異動願いか、配置転換を上司に直訴
  • ②見込みなければ、1年以内に、転職か独立

彼ら、彼女たちが、そのうち変わると期待するのはやめましょう。私はそれで、10年無駄にしました。

人は自分で変わろうとしない限り、決して変わったりしません。

会社の癌につきあって人生を無駄にするのは止め、自分の人生のため、即、行動しましょう!