「ググれば分かることを、自分で調べない人」は変われるのか

人生観・仕事観

久しぶりに自分のブログをGoogleアナリティクスで見てみたら、結構、PVが増えていた。

よきかな、よきかな。

で、どの記事がよく読まれているのか見てみると、「自分で調べない人」系の記事で、20%近く占めていた。

この記事が人気のようだ。


https://local-webtan.com/self-research

ブログへの流入キーワードも、上位こんな感じ。

そっかー。やはり皆、苦労させられているんだね。

どうやら、このブログに訪れる人は、このテーマに興味津々な人が多いようなので、改めて掘り下げて書いてみたいと思う。

自分で調べない人は、変われるか

私の結論としては、「変われない」と思っている。

厳密にいえば、ただ「検索するのが下手」なだけで、調べるマインド自体備わっている場合は、伸びしろがある。

「自分で調べない人」と、「検索スキルが低いだけの人」の違いは、簡単で、後者は一応、自分なりに調べた結果を持ってくる。自分で調べない人は、返事だけして、ガチで何もしない。

この調べたものも、内容が表面的すぎたり、関連性の高いものの掘り下げや、多角的な意見の収集まで出来てないことが大半であるが、それは何度も教えれば、少しずつ改善していく。

ようは、調べることが大切なのは分かっているけど、そこまで調べる必要性と、方法が分からないだけなのだ。

なので、検索が甘いことでの失敗や、成功体験を積み重ねることで、きちんとした指導者さえいれば、このタイプの人は変わることが出来る。

だが、「自分で調べない人」は、そもそも、能動的に情報を得たい、というマインド自体が備わってない、非常に難しい。

「自分で調べない」は、その人の人生観そのもの

自分で調べない人は、基本的に、「仕事を通じて、自分のスキルを高めたい」、とは、あまり思っていない。

仕事なんて、どれも辛いもんでしょ?

我慢するから、会社はきちんと給料を払ってね。

という考えである。

これはもう、その人の人生観そのものなので、他人が変えるのは難しい。

不可能、といった方がいいかもしれない。

たとえば、本を全く読まない人がいる。

その人に、何か本をお勧めしたら、その後、凄い読書家になりました。

よく聞きそうな話だが、実際に、自分の周りにそんな人はいただろうか?

感想を聞いたら、「面白かったよ!」

などと言っても、そこで終るのが大抵のはず。

なぜなら、結局、情報を受動的にうけとった、ということには変わりがないからだ。

中には、そこから毎日本を読むようになりました!という人もいるだろうが、1年後も、その習慣が続いている、という人は、100人に1人くらいではないだろうか。

一時的に気持ちが躍っただけで、骨子は変わってないからである。

おそらく、読書によって強烈な成功体験が生まれるか、別の動機(憧れの人が読んでいるので、ついていきたい、など)などの要素がなければ、難しいだろう。

これと同じで、

「自分で調べない人」を他人が変えるのは基本的に無理で、調べることのメリットをいくら説いても、馬耳東風。

可能性がわずかにある、としたら、別の方向から訴求するしかない、ということである。

これは相当いばらの道なので、自分の子供でもない限り、そこまでせず、あきらめる人が大半だろう。ストレスではげてしまう。

なので、自分で調べない人との付き合い方は、「基本、関わらない」が一番良いのである。

自分を変えたいなら、ちょっとオタク気質のある人と付き合おう

「自分で調べない人」は、基本変われないと思うが、もし、自分にそういう自覚があり、そんな自分を変えたい、と思っているなら、

ちょっとオタク気質な人と、付き合いを深める、というのも、いい方法かもしれない。

彼ら、彼女たちは、検索するのが大好きだからだ。

最近は、SNSやGoogleのパーソナライズが進み、「その人にあった情報のみ」を効率的に送る技術が、ますます発展してきた。若い人は、特に「検索する」ことが減っている、とのニュースも見た。

しかし、40だろうと、50だろうと、調べない人は調べない。むしろ、気質が重要で、そういう意味では、自分の趣味全開で、「調べることのメリット」を、常に発信している人と接していると、自分にも成功体験が生まれる機会が増えるかもしれない。

周りにいなくても、今はTwitterとかで、いくらでも関りが持てる時代だ。

もし自分を変えたいなら、勇気を出して一歩を踏み出してみよう。

違う世界が、そこには広がっているかもしれない。