タイトル通り。
昔、というかまだほんの半年ほど前まで、通販のお仕事をしてたが、
そこでよく出くわしたのが、上記のように、
「時間指定できないエリアです」
と伝えたら、
「えー困った」
と言った後
「じゃあ、ダメ元で書いといて」
と言われるお客さんだった。
ヤマト運輸、日本郵便は問題ないが、佐川急便の場合、時間指定できないエリア、というものが存在する。それも、結構な範囲で。
基本的に「~郡」とつくエリアはアウト。市町村合併で、「~市」に変わっていても、元が郡ならアウト。
そのため、通販を開始した当初は、注文を受けた時に、それが分からず、送り状を発行しようとして、エラーが出た時に、気づき、お客様に謝るという無駄なスキームが発生していた。
当時は、Aceessで自作したシステムで、受注管理をしていたが、(もう15年くらい前)
なら、時間指定不可エリアのテーブルをもらって、Accessでフラグ立てればいいじゃん、と思い、佐川急便にくださいと伝えた所、
・データは渡せません
・紙ならOKです
という謎理論で返され、400ページくらいある、時間指定不可エリアの表を渡された時は、
流石に頭を抱えたものだった。
話しがそれた。
そうそう、時間指定不可ですよ、と伝えたのに、無茶を言ってくるお客さんである。
不可の場合、送り状システムで、時間指定が印字できないので、「手書きして」ということだ。
結論からいうと、送り状システムは印字だけでなく、データも送信しているので、
手書きされても、それに従う義務は、ドライバーにはない。
しかし、ドライバーの立場にたって考えれば分かると思うが、これはとてもやりづらい。
あなたがドライバーだったとして、赤字でデッカく「14~16時 厳守!」とか書いてある、荷物を、18時とかに持っていきたくないだろう。私もそうだ。
ドライバーには一切、否がないにも関わらずだ。
私はこういう無茶を言う人が、あまり好きではないので、丁重にお断りしていたのだが、
現場からの反対意見にあい、オペレーターは、むしろ「手書きで書きましょうか?」と案内するよいなった。
対応が分かれるのは不味いので、渋々、私も合わせることにしたのだが、
今でも、正直納得はしていない。
が、仕方ないとも思ってる。
ある程度の母集団があった時、その中に、必ず、「自分の都合しか考えられない」という人が一定数はいるものだ。これは避けられない。
最近のコロナで、自粛できない人達に、ニュースを見て、顔をしかめてる人がいるが、あんなものに腹を立ててもしかたない。そういう人達なのだ。
例え、一時的には人の死で感情が動いても、結局は自分の都合を優先する。そこにブレはない。
どちらが正しいの?と、答えのない問いに、延々悩む人達よりは、おそらく幸せな人生を過ごしている。
で、そういった人と、価値観が合わないなぁ、と感じたら、理解してもらおう、などと思わず、適度に距離を置くのが、人生の最適解である。
自分になんとかできるのは、自分だけ。
だから、他人にかまわない代わりに、自分だけには妥協しない人生を歩もう。
そんなことを、自粛しない人達を眺めながら、思い出していた。
では。