フリーランスとして独立してからというもの、毎日のようにコワーキングに入りびたり、仕事をしている。もはや第二の家である。
概ね不満はない。というか大満足。
コワーキングというと、WeWorkみたいな、小洒落たやつをイメージする人が多いかもしれない。
が、私が行ってる所は、そんな軟弱な奴とは違う。
全面ガラス張り?アーロンチェア?ふっ、くだらない。
巷のコワーキングなんて、どうせここ数年で出来た赤ちゃんばかり。
こちとら、創業は大正初期。いわゆる老舗旅館である。
かの昭和天皇もお泊りになられたという、由緒ある旅館なのだ。コワーキングは、ロビーの一画に開放されている。
さらに、特典が凄い。
・源泉かけ流しの温泉に入り放題
・ミネラルウォーター飲み放題
・海の幸、山の幸のビュッフェが約1000円で食い放題
などなど。
旅館なので、新聞も揃っている。
これを月5000円で利用できるのだから、控えめに言って凄すぎる。
仕事で、ちょっとストレスが臨界点となり、脳が「あばばばばば」となったら、
シャッと席を立って、ザブーンと温泉につかるのである。モヤモヤなんて、一瞬でふっとぶ。
もう一ヶ月以上も利用しているのに、私がなぜこのコワーキングをブログで紹介しないかというと、
万が一とはいえ、このブログが人目に触れ、利用者が増えたら嫌だからである。自分さえ良ければそれでいいのだ。マイジャスティス。
さて、コワーキングで起きたことを話すために、少し前提で触れてしまったが、本題ではないので、この辺にしておく。
改めて戻ろう。
このコワーキング。
前述通り、最高の環境なのだが、あえて、不満があがるとしたら、基本、旅館なので、観光客や家族連れがわんさかやって来ることだろう。
特に土日ともなると、気付けば、机の周りで、子供たちが鬼ごっこに興じているなど、日常茶飯事。
気になる人は、気になるかもしれない。(だから来ないで)
私?
私は正直、そんなに邪魔ではない。
むしろ、仕事している私をみて、お母さん方が、子供に、「静かにしなさい!」と怒るのを見て、面目なく思う。(私関係なく、ロビーなんで、はしゃいではダメなんだけども)
これが自分の子供だと、かまって攻撃されたら、少々付き合ってあげないといけないが、他所の子なので、そういうわけでもなく、BGMとしてだけなら別に。日常の風景というか。ずっとうるさいわけでもないし。
ここまで聞いて、「さぼてんさん、懐深いな~」と思ったとしたら、期待に沿えず、残念である。
子供の声が不快ではないだけで、私には許せないものがあるのだ。
それが、「横で長時間、電話する奴」である。
コワーキングは席が横並びなのだが、距離も近いので、長時間、真横の人にでかい声で電話を続けられると、非常に集中が乱れる。正直いって、イライラする(懐あさ!)
誤解ないように言うと、特に自席での電話は禁止されていない。少なくとも、規約上は書いてない。
なので、イライラしている私の方が間違っているのだが、それはそれ。
自分のブログなので、好きに主張させてもらおう。
私から言わせれば、ルール違反ではないが、マナー違反だ。
突発的にかかってきた電話や、短時間で済むものなら、私も何も言わない。
だが、あきらかに、ミーティングをしているのである。下手すると30分とか。
確かに電話ルームはないが、少し離れた場所に、公衆電話のある一画があるので、私なら、ノートパソコンをもって、そちらでやる。
というか、決められたミーティングがある日は、そもそもコワーキングではなく、家で仕事するのだけど。私は。
ちなみに、挨拶をしたことはないが、会社名から個人名まで、ペラペラしゃべっているので、組織や、普段SNSで話していることは大体リサーチした。
やだ、さぼてんさん陰険・・・。
おそらく、この会社のサービスを利用することはないだろう。
ついでにいえば、どれだけSNSで理想をつぶやいていても、実態がこれでは、所詮ガワだけだな、としかようがない。こうはなりたくないものだ、と反面教師にさせていただこう。
おっと、いかんいかん。本題からまたずれた。
正直、諦めようと思ったのだが、予想より利用時間がかぶり、温泉でも私の憎しみパワーを浄化しきれなくなってきたので、対抗策を講じることにした。
まず、用意したのが、「耳栓」である。
私は、今までの人生で耳栓を使ったことがなく、初体験だったのだが、中々よい。
最初、ちょっと詰め方が分からなかったが、2~3回やったら慣れた。
先をとがらせるように、つまんでコロコロしたら、弾力が戻る前に、耳に突っ込む。
すると、段々、耳栓が元の形状に戻り、ピタっと耳に張り付く。
というか、あんまり奥に入れると、その圧力が強すぎて痛いので、微妙に加減した方がいいかも。(ゆるすぎると防音にならないので、その加減が難しいが)
上のMOLDEXは、世界中にファンがいるくらい安定した品質で、かつ、上のお試しセットだと、各大きさで沢山タイプが入っているので、便利。
私は一番小さいタイプが良かった。日本人だから小さ目がいいのかな?
さて、これでそれなりに防音になったのだが、やはり電話の声は少々聞こえる。
そこで、念入りに防音するため、かつ、「おい、お前の電話迷惑なんやぞ!」とアピールするため、こちらも買った。
電話が始まった瞬間、これ見よがしにコレを被ってみなさい。
良識ある大人なら、「やべ・・・」と思って、今後、直近での長電話は控えるだろう。ガハハハ。
ついでにいえば、上のMOLDEXとこいつをダブルで被ると、マジで無音世界を体験できる、という口コミも見たので、ぜひやってみたいと思いぽちった。
両方合わせても2000円くらいだしね。Amazon最高!
で、結果。
防音効果:
MOLDEX+イヤーマフだと、確かに、ほぼ無音状態となる。横で会話していたら、ほんと微かに聞こえるくらい。なので、集中力を上げたい人は、わずか2000円で手に入るのでお勧め。
欠点として、イヤーマフはいいのだが、MOLDEXの耳栓は、慣れるまで圧迫感が気になる人もいるだろう。私も最初はそうだったが、次第になれるし、小さいタイプで試すと、結構違ったりするので、試してみて欲しい。
問題の相手:
電話が始まった瞬間、これ見よがしに、「あ~うるせえなぁ」という感じで、耳栓とイヤーマフを装着したのだが、
相手は全く意に介さず、そのままでかい声で、電話を続けたのでした・・・
ジョートだよ。
もう絶対、お前んとこの会社のサービスは使わんからな。元々も、使う気もなかったけど。
こんな周りの迷惑を考えない人が、よく青少年がどうのこうのとか、地方の会社は意識が低いとかTwitterでつぶやけるな、と思うが、人間なんて、そんなものかもしれない。
温泉で邪念は流して、仕事に励もう。
撃退には至らなかったが、2000円で出来る、コワーキングで防音対策として、役にたてば幸い。
では。