上司の案に納得いかない時の対処法

人生観・仕事観

仕事を覚えてくると、上司の指示に対して、

「それは違う」

「こうした方がいいのに!」

と思う場面が増えてくる。

仕事に正直で、熱心な人ほど、そうだろう。

そして、必死に自分の考えのメリットをまとめ、上司に分かりやすく説明するが、

残念ながら、上司の答えはNO。自分の意見は通らない。

よくあることである。

しかし、私は、ここから何度か、自分の案を押し通すことに成功している。

今回は特別に、そのやり方をお伝えしたい。

簡単である。

それは、

・上司から言われた仕事はきちんとやり

・さらに、自分の案もきっちり具体化し

・2つの案を同時に見せる

これだけである。

ポイントはいくつかあるが、順に説明する。

①言われた仕事はきちんとやる

そもそも、会社から給料をもらい働いてるので、指示に従わないとか、愚の骨頂。契約違反である。

しかし、中には、「納得いきませんでした」という理由で、仕事をきちんとこなさない人が、現実にいるのだから恐れ入る。

中には、「もっと話を聞いてくれれば、きちんとできたのに・・・」と、逆に上司に責任を押し付けるような、強者までいる。別れる前の恋人か?

大体、上司も指示を出した以上、それを部下がやらなければ、メンツと責任に関わるので、顔は立ててあげないといかん。

大人になろう。

②きっちり自分の案も具体化する

大体、「こう思うんですが」という意見は、上司に口頭でいう事が多い。

自分の頭の中では、細部まで出来上がっているかもしれないが、勿論、相手には、自分が話す言葉の内容以上は伝わってない。

いや、むしろ、言葉の半分も伝わってない。

「ふん、ふん、なるほど」

と、相槌は打ってるだろうが、騙されてはいけない。

上司というのは、分かってなくても、「なるほど」という民族なのだ。

ので、説明した時は、細かい部分まで全部伝わってないと考えた方がいい。

なので、今度は、より具体化して、案をもっていくのである。

「そんな時間ない!」というかもしれないが、

ようは、口頭でなければいいので、Wordでも、なんでもいいのだ。

ブログと同じようなものと考えよう。

きちんと、タイトルと見だし。太線で強調したら、なんかプレゼン資料ぽくなるものだ。

見た目が大事なので、気を付けよう。

最悪、Google先生に、それっぽいテンプレをもらえばいい。

③2つの案を同時に見せる

最後。これが一番大事だ。

「案を2つ見せる」

単純だが、効果は抜群だ。

目の前に、案が一つしかないと、大体、悪い所ばかり、目が行きがちである。

しかし、元々の案、改めて出した案、2を見せれば、それぞれ比較が出来るようになる。

余裕があれば、2案を同時にまとめた比較表にして、出すと良い。

こうすると、色々利点が生まれてくる。

まず一つは、自分の本気度が伝わるので、上司に、

「こいつがここまで言ってるんだ。上司として推してやるべきかも・・・」という「いい上司スイッチ」を入れることが出来る。

これぞ錯覚資産。

さらに言えば、後の案の方が、「よく見える」ことが多い、という心理的部分を突く。場合によっては、嘘ではない範囲で、比較表に手心を入れる。

これである。

なに?ダーティだと?

上司に対し、自分の考えを押し通す、となったら、そんな綺麗ごとは言ってもしょうがない。

正直ここまでしても、勝算は2割程度である。

それくらい、一度、上司の下した結論、というのは覆らない。

逆にいえば、それを自分の力で逆転させた時は、快感であった。

世間的にいえば、明らかにブラックな会社だったが、こういう時は、充実感があったものだ。

しかし、部下がもって、10年以上過ごしたが、こういう真っすぐに来る人はおらず、むしろ、上にあげたような問題児ばかりだった。

現実はうまくいかない。

フリーなってからは、とてもガチンコで来る人達が多くて、楽しい。

仕事はバトルだ。そう思う人は、ぜひフリーランスを目指そう。

では。