ブログのネタが思いつかない、なら、それは「いいこと」

会社やめてからの人生

ブログのネタが思いつかない、と悩む人がいる。

とても気持ちが分かる。

私も、400記事ほど書いて、大分、ネタ切れ感が出てきた。

ので、毎日更新はやめて、気が向いた日だけ、筆をとることにしている。

まさに今日のように。

頭から煙が出るくらい、自分の頭の中を覗いても、ブログのネタが思いつかないと、(特に収益が目的の方は)、焦ると思う。

でも、それは良いことではないだろうか。

私も初期は、書くことがいくらでもあった。

とはいえ、How to系のブログは、非常に時間がかかるので、(本気でやるとガチで一日仕事になる)、ただの雑記ブログではあるが。

一応、読み手を意識しつつ、

自分が納得いかない事、合わない人、などを「仮想敵」として、題材にし、

「そうだ、そうだ」と読者が反応して、検索順位が上がるのを、毎日楽しみにしていた。

事実、そういった記事は、よく読まれた。

この手の記事は、論理的な正しさより、パッションで殴り書いた方が、読まれやすい。

そして、自分の中にある不条理を、えっちらほっちらと、ほじくりかえした結果、100記事くらいで、もう、敵視するものが、何もないことに気づいた。

そうすると、どうするか。

本来、不愉快とまで思っていなかった対象を、無理やり「敵」にまつりあげるのである。

どういった人が、他人に疎まれているか。

Google先生に聞けば、簡単に教えてもらえる。

そうやって、むりに敵をつくって、いくつか記事を書いて、

なんかこれしんどいなぁ、とふと思ってから、そういう記事は書けなくなった。

自分の利のために、わざわざ敵を作り、叩く。という行為は、

自分でも気づかない内に、心が摩耗していることに気づいた。

世間には、そういう事を「売り」にしているブロガーも沢山いるが、私には荷が重い。

なので、本気で怒りを覚えたりしたことは、今でもブログには書くが、

そうでないものを、わざわざネタにするため、「敵」に昇格させる行為はやめることにした。

ブログのネタなんて、ないならないで、いいのだ。

それだけ、平和な日が過ごせた。という証なのだと思う。

では。