あなたの人生に、本当に子供は必要か

人生観・仕事観

先日、結婚に関しての記事を書いたばかりだが、最近、女性芸能人から離婚のニュースが出て、色々と話題になっているので、今度は「子供」にフォーカスして、自分なりの意見を述べたいと思う。

概要としては、55歳の有名な女性芸能人が、24歳年下の男性と離婚した。その理由は、男性から「自分の子供が欲しい」と言われたこと。女性は「うんうん、自然なことだよ。」と言って、笑いながら別れた、という話らしい。

まず、大前提として、私は幼少の頃から、芸能ニュースにも、芸能人にも全く興味がない。

この女性芸能人は、私でも名前に聞き覚えがあるくらいなので、さぞかし大物なのだろうが、何した人?何に出た人?と言われても、とんと分からない。なので、一般の方とはかなり乖離した意見になるだろうことは、お察しいただきたい。

また、このニュースの真偽についても問わない。私は基本的に、片方の言い分しかない議論は意味がないと思っているが、今回に関しては、それだと話が進まないので、あえて無視する。

その上で、率直な意見を述べるなら、「世間騒ぎすぎじゃね」と少々違和感を覚えた。

残酷だと思う。可哀そうだと思う。ただ、これまで離婚で散々報道されている人達にも、同じようなエピソードはあるのではないか、と思った。その悲劇的なシチュエーションを、テレビという媒体で伝えるか、伝えないか、ただそれだけの差でしかないように、私には見えた。

むしろ、子供が欲しいので別れたい、と24歳年下の男性が切り出すのは、女性本人も言っているように、理由としては自然だと感じる。

人はそんな理屈じゃないのよ!この人でなし!

という声が聞こえてきそうである。まぁ、私がクズでも、ヒトデでも何でもいいが、ただ私は、日本中の人が、同情して泣いたり、ましてや号泣する程、他の離婚のニュースとの違いが分からなかった。ただそれだけの話である。

そのうえで、もう少し深堀してみたいと思う。

「何故、人は子供を欲しがるのか」という問いだ。

当たり前だから、昔からそうだから、という思考停止の回答はここでは要らない。

まぁ、動物的本能が一番なのだろうが、最近は、その本能にロジックが打ち勝つ現象が増えているように感じる。

あえて理由を挙げるとするなら、

  • 愛し合う二人の結果が欲しいから
  • 家族を増やしたいから
  • 自分の血統、遺伝子を残したいから
  • 将来、面倒を見て欲しいから

あたりが妥当だろう。

私は見事に全て該当しない。

  • 愛し合う二人→ いない。
  • 家族を増やす→ いらない。
  • 自分の血統→ 特に思わない。ド田舎の平民の血が絶えた所で、世界に一分も影響はない。
  • 将来の面倒→ 期待する方がおかしい。

改めて整理すると、これは子供を欲しがるわけないな自分、と妙に納得する。結婚願望も育たないわけだ。

盆や正月。私が親戚の子をあやしている姿を見て、子供かわいいでしょー?自分の子供欲しくなるでしょー?と、周りがここぞとばかりにアタックしてくるが、

子供をかわいいと思う感情と、自分の子供が欲しいという欲求は、全然別ではないかと私は思う。

敵を作りそうな例えだが、犬や猫もかわいいと思うし、目の前にいたら頭をなでたりするが、別に飼おうとは思わない。私にとっては、それと大して変わらない、という話である。

ふう。

いつもどおり、中々にお仕事でフラストレーションが溜まったので、素直に思いのたけをぶつけてみたが、特にユーザーのことも気にせず、ブログに好きかってなことを書くのは、大変気分がよろしい。

SNSやらネットやらで、様々な意見・主張があふれる時代だ。気づくとその波にさらわれ、自分が二本の脚で立てているか、不安になる時もある。

時おり、自分がどういう人間であるか振り返り、足元をしっかり確認することも、世知辛い現代を生き抜くために必要な儀式でないか、と私は思う。