自分の場合は違うと、勘違いをしてしまいました
こんにちは、さぼてんです。今年の12月に、20年勤めた会社を退職予定です。
2月には直属の上司に話し、理解を得られた、むしろ応援してくれたと思っていたのですが、
甘かったですね。
残念ながら、ネットでも散々見た通り。退職を喜ぶ上司はいない、という事実を突きつけられました。本日は、そのことをお話しします。
一般的に、会社に辞意を伝えるのは、1~3ヶ月前の方が多いんじゃないかと思います。引継ぎなどを考慮して。
にも関わらず、私は9ヶ月も前に上司にカミングアウトしてしまいました。理由は、完全に「勢い」です。
いつまでも口ばかりで、全く行動を起こさない会社に呆れ、完全に見切りをつけたのに、
いつものごとく、まだ諦めずに頑張ろう的な甘いことを上司に言われて、ついキレてしまったのが原因です。
なので、本当はそのまま辞めて良かったんですが・・・
以下の理由で、総務に言うのは8月まで伸ばすことにしました。
- 4月から後継者が入社することになっているので、水を差すようで気が引けた
- 現在進めているプロジェクトは、誰かに引き継げるレベルまで形にしたかった(それが8月くらい)。
- そこから引継ぎをして、12月で辞めるのも、キリがいいなと思った。(丁度2020年から、新しい人生という感じで)
直属の上司も最初は驚いていましたが、自身も会社の腐敗ぶりはよく分かっていたので、
「君はこの会社にいるべきじゃないとずっと思った。新しい門出を応援しているよ!」
と温かい言葉をくださいました。
なので、私は上司が、自分の気持ちと覚悟をしっかり理解していると、勘違いしてしまいました。
一応、心配だったので、「本気ですよ?一時の迷いとかじゃないですよ?」
と何度も言ったんですけどね・・・。
辞めると伝えているのに、新プロジェクトを頼んでくる上司
今日のことです。その上司に、別のプロジェクトをやってほしいと、頼まれました。
は?
いやいや
「私、年内に辞めるし、夏にはカミングアウトするって言いましたよね?今から、担当する案件を増やさない方がいいと思いますが。」
と言うと、
「うーん・・・。確かに聞いたよ。そうか、本気なのか。しかし、困ったな。社内には他に出来る人間がいない。どうするべきか・・・」
と返されました。
は?
って感じですよね。でもマジなんですコレ。
折角、人生の先輩として尊敬しているのですから。最後に失望させないで欲しい。
退職に向け実際に行動している人間と、そうでない人との意識の違い
私はこの会社に20年勤めて、もう言葉は信用しないと決めました。行動だけを信用すると。
その信条に従い、上司に辞意を伝えてからは、独立に向け、様々な行動をしてきました。このブログを始めたのも、その一つです。
そして、フリーランスや副業のことを調べるにつれ、現代では、やる気さえあれば、会社に所属しなくても十分生活していけることも、よく分かりました。
なので、もう私のマインドは、
ここに居たくないから辞める→ 自分のやりたいことがあるので辞める
に変化していたのです。
というか、そのことも上司には先月話しました。その時は、上司も嬉しそうに見えました。
なので理解し合えていると思っていたのですが・・・
今日突きつけられたのは、明確な意識の違いでした。
ただ、なるほど、とも思いましたね。
これが実際に行動している人間と、そうでない人間の意識の差かと。
私が辞めるならどうするか?という行動を上司が実際に起こしていれば、
「今から新しいプロジェクト頼める?」
なんて、寝言をいうはずがないのです。
結局、口でどれだけ
感動しているだの、心が動いただの、応援しているだの言っても、
それを受けて行動を起こしていなければ、本気で受け止めたとはいえない。
それがよく分かりました。
自分だけは特別と思わず、仕切りなおして、退職に向け進みたい
とはいえ、逆の立場から考えれば当たり前なんですよね。
上司からすれば、部下が辞めることを歓迎するはずがない。当たり前です。
ましてや、一人しかいないWEB担当者。引継ぎが見つかるかも分からない。不安しかないはずです。
それは分かってました。
ですが、温かい言葉をもらうと、つい勘違いしてしまうんですね。
この人は違うんじゃないかと。自分は特別なケースだったと。
ですが違います。
退職を喜ぶ上司はいません。例外はありません。
退職とは、今いる環境との決別です。
私も甘い考えは捨て、しっかり新しい人生に向け、行動を起こしていきたいと思います。