フリーランス人生に向けた節約生活~1000円カット編~

会社やめるまでの軌跡

収入が得られるか不安なので、とりあえず節約から入りたい

世間を騒がせたGWも間もなく終わる。10連休という長い休みを終え、待ち受ける現実に戦々恐々としているネット民が沢山いるようだ。

私はそもそも、祝日が休みでない会社なので、10連休なぞどこ吹く風だし、そもそも、あと半年もすれば、気ままなフリーランス生活が待ってる。

あせることはない。じっくりいこう。

さて、退職に向けて、片付け、手続きやら色々準備を進めているが、フリーランスになったとしても、すぐに一定の収入を得られるかは分からない。

目標としては、月20万稼げば、貯金を減らさず生きていける計算だが、そう甘くないだろう。

ものは試しで、クラウドソーシングとやらもやってみたが、ライティングの仕事は、あまりの低単価っぷりで驚いた。

私が会社でプロのライターに頼んだら、最低でも1万円は払う仕事を、大体1000~2000円で発注している。

下手したら、手数料を除くと、数百円の仕事もあるかもしれない。

なら、仕事の条件もゆるいのかと思い、試しに1000円(文字単価0.5円)の仕事をやってみたが、一応、それなりのクオリティを求めてきた。

低単価なのに。

コピペはダメ、は分かる。

しかし、ユーザーの検索意図(つまりSEO)を考慮しろだの、条件に当てはまる商材を5つ以上入れてくださいだの、

そこまで真面目にやっていたら、とても1時間程度では終わらない。実際2時間ほどかかった。

つまり時給500円だ。

最初だから慣れてないだけ、と言われるかもしれないが、たとえ1時間で出来たとしても、時給1000円だ。コンビニのバイトと大差ない。

大体、この仕事を1時間で出来るなら、そのスキルでもっと稼げる仕事がいくらでもあると思う。

勿論、実績を積んで、高単価の仕事を狙えば良いという事なのだろうが、

私はライターを主業にする気はない。となると、クラウドソーシングを頼りにするのは危険だ。

とりあえず、ある程度、収入源を確保できるまで、節約生活に入ろう、と決めた。

まず、目を付けたのは散髪代。1回4000円は正直高い

今は、削ろうと思えば、削れる所がいくらでもある時代だ。

まず最初に選んだのは散髪代である。

現在は、馴染みの散髪屋に1回4000円を払っている。

毒舌のちょい悪オヤジがマスターをしている、家族ぐるみの店で、腕は上々。 トークも不快ではない。

一度通った後、特に疑問を持たないまま、10年以上、その店へ足を運び続けた。

しかし、よく考えれば、私はそもそも、散髪中のトーク自体が好きではない。

一言もしゃべらず、さっさと終わってくれた方が、何倍も良い。

また、髪型にこだわりもない。

「前と同じで」といえば済むのが楽で、同じ店に通い続けただけの所もある。

となると、わざわざ、1回4000円のカットの店に行く必要はない。

いわゆる「1000円カット」の店で、充分ではないだろうか?

実は、昔一度行ったことがあるのだが、その時は、かなり下手くそな切り方をされ、

「所詮1000円は、1000円か・・・」と自分の中で、結論付けてしまった。

しかし、それから10年以上もたつ。

ネットで少し調べるだけで、この田舎町でも、沢山1000円カットの店があるようだ。

引っ越し予定のアパートを下見にいくついでに、近くに丁度よさげな店が、1件あったので、立ち寄ってみた。

人生2度目の1000円カット。対応もカットもさくさく

50歳ほどの中年マスターと、30歳前後の兄さんが、2人で切り盛りしている。

午前10時半という開店直後の時間だが、中々、店は繁盛しているようだ。

待合の椅子で待とうとした所、「券売機でチケットを買ってください」と言われる。

なるほど、合理的だ。

散髪屋で券を買った経験がなかったので、分からなかった。勉強になる。

さらに、待ちがあるので、1時間後にまた来てくださいと言われた。

つまりは、予約券を兼ねているということだ。

最近は待てと言われたら、Kindle Unlimitedで溜まった本を読むだけなので、いくらでも時間をつぶせる。

重ね重ね、いい時代になったものだ。

そして、きっかり1時間後。

予定より早く客がはけたのか、店内の客は1人だけだった。

すぐに座り、カットにかかる。

「どれくらい切りますか?」

「伸びた分だけ切りたいので、3~4cmほど切ってください」

待つ間に、ネットで予習しておいた無難な注文の仕方である。

私は大体、月に1cmほど伸びているようなので、単純に、切っていない期間×cmで頼めば良い。

「前髪が少し短くなりすぎるかもしれませんが、いいですか?」

「その辺は違和感ない程度でお願いします」

この流れも予測済み。

ネットは本当に便利だ。この兄さんも話が速い。

腕も速く、きっちり10分後。見事に3~4cmカットされた頭が完成した。

無造作にもほどがあるヘアだが、私はそもそも、いうもこんな感じなのだ。

毎朝、整髪料で髪をセットする、などという面倒な儀式は、大学2回生で卒業している。

その観点で見れば、1000カットの出来栄えは見事だ。

いつも4000円の散髪屋でカットしてもらった後と、正直、違いが分からない。

気に入った私は兄さんにお礼を言い、立ち去った。

去り際、

「1000円カット初めてだけど、いいですね。気に入りました」

と告げると、兄さんは素敵な笑顔を返してくれた。

対応まで完璧である。

質もそこそこ、時短で完璧。1000円カット、お勧めである

すまない、10年以上通った散髪屋のちょい悪オヤジ。

私の中で、あなたが1000円カットに勝てる部分が見つからなかった。

フレンドリーさと、地元中小企業の暴露話なら、オヤジが上だが、あいにく、それは私が求めてないものだ。

急に縁が切れるのは残念ではあるが、そもそも15年勤めた会社をやめて、人間関係を一新しようとしている最中である。

今更、散髪屋のオヤジだけに気をつかっても詮無いことだろう。

おそらく、ネットで色々な情報をみるに、1000円カットにも差があるようだ。

いつも、今回のようにうまくいくとは限らない。

しかし、私のように、

  • 毎日、髪をセットしたりしない(寝ぐせを直す程度)
  • 髪型にこだわりがない
  • 散髪中のトークはノーセンキュー
  • 散髪の時間がいつももったいないと感じる

という方には、ぜひ1000円カットを勧めたい。

私のような田舎にあるくらいだから、多分、日本中のかなりの地域にあるはず。

質も充分だし、なんといっても10分で終わるのが、非常に助かる。

普通の散髪屋と比べる時は、貴重な時間を潰す機会損失も考慮して、比較検討すべきだろう。

また、昔一度行って、下手くそすぎた、と感じた方も、

私のように印象が変わるかもしれないので、ぜひもう一度、違う店に足を運んでみてもらいたい。

今は全体のサービスレベルが昔とは違うと思う。

そこそこでいいなら、アタリを引く可能性は充分あるだろう。

フリーランスに向け、いい節約生活のスタートとなった。

これからも、自分なりに良い節約術があれば、ブログに載せていきたい。