月に4~5万、食費を使っている事実に愕然とした
最近、フリーランスでの独立人生に向け、節約生活に入っている。
元々、あまり散財する方ではない。
金のかかる趣味も持っていない。無趣味ともいう。
なので、それほど節約するまでもないかと思っていたが、色々調べてみると、想像以上に生活費が削れることに驚いた。
その先兵となったのが、「食費」である。
40年生きてきて、今まで、月に食費がいくらかかっているか、きちんと計算したことは一度もなかった。
ざっと試算した所、月4~5万は食費をつかっている。
朝食:なし
昼食:10割中食
コンビニ弁当 ― 500~600円/日
夕食:5割外食、5割中食
外食 ― 800~1000円/日
スーパーの惣菜(半額)― 300円前後/日
飲料、酒:月5000円
これを30日で計算すると
月間 36500~42500円だ。
その他、調味料や、たまに発生する飲み会、覚えていない出費を考慮したら、4~5万になるだろう。
なんてことだ。
私はショックで眩暈がしてしまった。
確かに外食が多いので、食費が安いとは思っていなかったが、何となく3万くらいかな?と予想していた。
しかし数字は残酷だ。
田舎は意外と、食費が高い
考えれば、思い当たることも多い。
都会の人は知らないかもしれないが、意外と、田舎は外食が高い。
おそらく、客自体が少ないので、単価を下げると採算がとれないのだろう。
私の住んでいる地域は、全国的なチェーン店が殆ど出店しておらず、行きつけの個人商店では、1食800~1000円のメニューが殆どだ。
下手すると、ただのから揚げ定食なのに、1200円とかする。
どう考えても、東京で食べる600円の定食の2倍の価値はない。
10年以上前はもっと安かったはずだが、年々押し寄せる原料高やら、人手不足やらの問題で、じわじわと値が上がったように記憶している
私がお気に入りの中華屋には、定番のエビ卵あんかけチャーハンがあるが、10年で200円は値上がりした。世知辛い世の中だ。
話を戻そう。
試算結果に焦り、急遽、ネットで、「一人暮し 食費 平均」で検索してみた。
これが2万とか出てきたら、噴飯ものだったが、結果は「4万円」と出た。
ホッ、と胸をなでおろす。
少し平均より高いが、田舎という事を考慮すれば、許容範囲だろう。
なら、傷は浅い。
むしろ、節約の余地が沢山あると気付けただけ、僥倖である。
初めてのドラッグストア食品コーナーで、値段に感動
そこで、どのくらいまで削れそうか調べてみたが、
「セミリタイア」や「ミニマリスト」で検索すれば、節約生活を極めつつある猛者たちが、そこには大勢いた。
既に当初の目的を忘れ、「どこまで食費を削れるか」というチキンレースに挑んでいる勢いである。
遠巻きに眺めながら、参考にさせて頂こう。
ざっと見た感じ、食費月1万は中々厳しいが、月1.5万くらいなら、栄養価も考えながら、実践出来そうだった。
そこで白羽の矢を立てたのが、「ドラッグストア」である。
つい先月、家から徒歩2分の所に県外の店が出店してきたのだ。
これを活用しない手はない。
最近は、生鮮食品を除けば、ドラッグストアが一番安いという事実は、3歳の子供でも知っている。
かは知らないが、72の私の父でも知ってるぐらいだから、おそらくそうなのだろう。
利益率の高い医薬品、化粧品で稼いでいるので、客寄せの食品部門では、限りなく価格を下げられるそうだ。
なにそれずるい。
とはいえ、ビジネスモデルの変化は時代に沿ったもの。
どこも生き残りをかけて必死だ。
スーパーはスーパーで、得意の肉、魚、野菜のラインナップで差別化を図るしかないのだろう。
さて、今回、私は40歳にして、初めてドラッグストアで食品を買った。そして、あまりの安さに驚愕した。
- うどん:1玉10円
- 豆腐:1丁15円
- もやし:9円
- 千切りキャベツ(300g):80円 ※4割引き
- 輪切りネギ(100g):40円 ※4割引き
- 納豆3パック:50円
さらに、豚肉、鶏肉も、私が会社を終えて、立ち寄る夜19時頃は
大体4割引きになっている。
しかも、火、土は、会員カードを使えば、食品はさらに5%割引となる。
特にセール日とはではなくこれだ。すごい。
さらに私を驚愕させたのが、弁当である。
定価300~400円もさることながら、夜は全て4割引きで売られている。つまり、150~200円で買うことができる。
種類もコンビニよりは少ないが、和、洋、中と一通りのジャンルは揃っている。味も悪くない。スーパーと同レベルだ。
気にすべきは、売り切れリスクだが、幸い、開店以来通い続けて、一度も、売り切れを経験したことはない。
流石田舎である。
ドラッグストア活用で、月3万の食費節約に成功
これにより、私の食生活は決まった。基本、自炊だが、私は調理時間に15分以上かける気はない。
なので、基本、価格が安く、簡単な料理に絞られる。
うどん、ラーメン、焼きそば、麻婆豆腐、3色丼、肉野菜炒め
のローテに、納豆や、卵、キャベツなどをつければ、栄養価的には問題ないだろう。
週末だけ、たまにカレーやシチューを作ればよい。
そして、会社での昼食は全て、前日夜に買ったドラッグストアの4割引き弁当で済ます。
このプランは既に先月から実践され、早くも1カ月になろうとしている。経過は順調だ。
計算したところ、
朝:なし
昼:弁当 ― 150~200円
夜:自炊 ― 150~300円
飲料:月2000円
となり、
月の食費を、11000~17000円に抑えることに成功した。これだけで、月間約3万の節約になる。
ドラッグストア様様である。
しかも全く無理している感じがない。
以前は休日の昼は、躊躇なくモスバーガーとか食べていた。知らなかったとはいえ、無知とは恐ろしいものである。
そもそも、うどんに卵を落として、半額の時に買って冷凍しておいた天ぷらでも載せた方が、昼食として満足度が高い。
もうハンバーガー産業を儲けさせるのは富裕層に任せ、私は年に1回くらいでいいだろう。
と、本来、今後の収支が不安なので、とりあえず節約を始めたはずが、
私も例にもれず、金を削ることだけが目的に移行しつつあることに気づいた。
節約とは、気づかぬうちに嵌る沼のようなものだ。
私も、度を越えないように注意しつつ、今後もドラッグストアとうまく付き合っていきたい。