ついに最終出社日まで、あと一週間となった。14年勤めた会社とも、これでおさらばか、と考えると、感慨深いものがある・・・、と言いたいが、正直そんなものはない。
私の頭を占めているのは、
「一日でも早く辞めて、自分のためだけに時間を使いたい」
その思いだけである。
会社に対するモチベーションなどゼロに近い。
とりあえず、いつ退職しようか悩んでいる人には、
・どれだけ長くても2ヶ月以内には退職しよう(辞意を伝えてから)
・有給は全て使いきれ。情けは一切いらない
この2点を強くお勧めする。
特に、田舎の中小企業に所属しているなら、猶更である。
私は退職届を出してからも、引継ぎや後任の準備期間を考え、3ヶ月はいようと思ったが、正直、そんなに必要なかった。
この人手不足のご時世、よほどの人気企業でもない限り、そうそう後釜は見つからない。また、来たとして、使える人材である可能性は低い。
今時、田舎の中小企業の門をたたく人材など、所詮、たかが知れている。であれば、2ヶ月だろうと、3ヶ月だろうと大した違いはない。
また、期間を延ばせば、延ばすほど、後任もだらける。自分から覚えようとしない。
夏休みが終わる直前にならないと、宿題に手を付けない小学生のようなものだ。
なので遠慮は無用。ちょっと会社に厳しいかな・・・と思うくらいが丁度いい。
また、私は有給が40日フルに残っていたが、キリが悪いのと、後任が質問する機会をつくっておこうと考え、30日だけ消化し、10日は残すことにしたが、これも間違いだった。
私が辞めたら、休みが取りずらくなると考えたのか、後任たちが有給を急にバンバン申請しだした。
別に仕事に支障がないなら問題ないのだが、本来、有給全消化したら、来る必要のなかった会社に出社し、代わりに後任候補たちが休んでいる姿を見ると、無駄な気を遣ったと後悔した。
所詮、皆、自分が一番大切なのである。それは間違ってない。
なら、自身も遠慮なく正当な権利は使えばいい。退職者が変に気を遣ってもしょうがない、というのが、今回の経験で学んだことである。
あと一つ言えるとしたら、退職する前に、貯金はしておいた方がいい。できれば2年分の生活費くらい。一人暮らしなら、節約すれば300万くらいでいけるはず。
貯金があると、退職前の心の余裕が違う。
いざとなったら、いつでも辞めれる。
退職金なんて低くても別にいいし。期待してないし。
こう考えられるので、会社にいても、ストレスを感じにくい。
これが逆に、
一日でも残業代を稼がないと・・・
とか
退職金を1円でも減らされないようにしないと・・・
とか考えていると、非常にヤキモキするだろう。
東京だと300万ではきつい、というなら、しばらく田舎で過ごしてもいい。今は空き家バンクとかに、敷金礼金なし、月1万くらいの物件が意外とある。
しばらく固定費の少ない、自由な時間を過ごせると考えていると、面倒な退職までの期間も、わくわくしながら過ごせるのではないだろうか。
さて、私もあと一週間。
会社に対するモチベは完全にゼロだが、あくまで自分のために、のらりくらりとやり過ごそう。