人生初の「不眠症」を体験
こんにちは、会社を辞める決意をしてから、人生で初めて「不眠」を発症したさぼてんです。
会社を辞める決意をしたことなどは、こちらの記事を参照。
まさか自分が不眠症になるなんて、一か月前は夢にも思いませんでした。自分では冷静なつもりでいたんですが、やはり心はざわついてるんですね。 なんだかんだで20年勤めた会社ですし。
昔の柔道漫画の名作「帯をギュっとね!」でも、
「本当のプレッシャーていうのはね、感じられないんだよ」というセリフがあり、本当そうなんだなーとアラフォーになって気づかされました。
布団に3~4時間入っても、全然寝れません。中々眠れない日、というのは、今までもありましたが、さすがに徹夜した次の日も寝付けない、という経験は初めてで、少し心配になりました。
よく聞く睡眠対策は、まったく効果がなかった
対策として、色々試したのですが・・・
- ホットミルクを飲む
- 2時間前から、PCやTVを見るのをやめ、読書で頭を落ち着かせる
- カフェインは摂らない
- youtubeの睡眠BGMを流す(α何とかみたいな奴)
などなど。
どれも自分には、まったく効果ありませんでした。
また、寝れないときに限って「ブログのネタ」を思いついたりするんですよね。で、横になる→思いついてスマホにメモ!→横になる→メモ!→・・・の繰り返し。
いっそ、スマホを離した方がよかろうと、隣の部屋に置いてきたのですが、それでも「このネタ使える!」というのが思いつくと、どうしても保存しておきたくなり、結局、隣の部屋までスマホを取りに行ってしまう。
そして、会社に行く時間がやってきて・・・。諦めて、早い時間に出社する。という毎日が続きました。
とりあえず、目を閉じて横になるを実践
そこで、ネットで対策を調べたのですが、睡眠薬はあくまでも対症療法で、根本的な解決にはならないし、依存症も気になったので、やめました。
となると、残りの対策は大まかに2つでした。
- ①寝れなくても、目を閉じて横になっているだけでいい。(刺激が減るので、脳は休まる)
- ②寝れないなら、もういっそ一度、起きてしまう。気にしすぎる方がよくない。
②は少し過激かなーと思ったので、①を試すことにしました。
時間を無駄にした気になるのが、つらい
とりあえず、たとえ寝れなくても、ずっと目を閉じて横になると心に決め、ベッドに入りました。結果、完徹してしまったのですが、幾分か休めたか?と聞かれると、正直、分かりませんでした。
目は閉じてるんですが、結局色々考えてしまって、あまり「脳」が休まった感じがしないんですよね。体力は回復するのかもしれませんが、私は元々、完全なデスクワークで、通勤も車なので、あまり体力を消耗してないし。
むしろ、何時間もモンモンしただけで、時間を無駄にしてしまったのが、もったいないと感じ、これは私には向いてないなと思いました。
いっそ起きる。ついでにブログを書く。または、挫折してた本を読む。
次に、すぐ寝れないようなら、諦めて起きてしまう、を試しました。結論からいうと、私にはこれが正解でした。
1時間布団に入って、寝れなかったら、スパッと諦めて起きる。そして、隣の部屋で電気をつけ、時間がもったいないので、ブログを書く。またはネタを整理する、探す。
今のうちにやっておけば、仕事が終わってからブログを急いで書かなくてええんや・・・。って思うと、意外とあっさり諦められたんですよね。時間を有効活用してる感じで。
そして、眠くなってきたら、またベッドに入る。1時間で寝れなかったら起きる、の繰り返し。
ブログは目がさえ過ぎるというなら、読むのを挫折してた本をあえて読むのもおすすめです。そうすると眠くなってきますよね。布団に行く動作で、また起きてしまいそうなら、いっそ本を持ったまま寝落ちしてしまうのもありです。(ただし、防寒と目覚ましは忘れずに)
体感としては、たとえ30分の睡眠でも、完徹よりは100倍マシです。というか、数日程度なら、2~3時間の睡眠でも意外といけます。
二度寝でもそうですが、睡眠時間を多くとっても、頭がすっきりするとは限りません。量よりも質。
完徹がいちばんつらいです。そして流石に体に無理がくるのか、少ない睡眠が続けば、その次は、多少ぐっすり寝られます。人間の体はよくできてますね。
睡眠は量より質。私は前向きな方が気に入りました。
この記事を書いてる時点でも、不眠は治っていませんが、私は、このいっそ諦める方法を続けていこうと思います。少しずつ、寝られる日も増えてきているので、心がだんだん落ち着いてきたら、自然と治るのかな、と前向きに考えています。
ただ、私はほとんど自席でのデスクワークのみなので、出来る方法かもしれません。一瞬の注意で命の危険がある仕事や、人の生命を預かる仕事をしている方などは、向いてない方法かもしれません。
私は専門家ではないので、適当なことはいえませんが、そういった職業の方であれば、不眠が続く時は、治るまで休むか、転職を考えるべきなのかもしれません。
それでも、私の体験が、不眠で悩む誰かに役に、ちょっとでも立てば嬉しいです。