「ブログが書けなくなった」は、むしろ良いことだと思う。

会社やめてからの人生

最近、あまりブログが書けなくなってしまった。

なんだ、君も一年しか続かなかったのか、といわれると、とても悔しいので、ここにその理由を書き散らしておきたい。

あらかじめ言っておくと、飽きたワケではない。

むしろ、文章を書くのは嫌いではないので、これからも続けていきたいと思う。

しかし、毎日は無理だ。

いや、毎日どころか、多分、週一もきつい気がする。

理由は3つある。

1、単純に、書く暇がなくなった

とてもシンプルな理由だが、これが一番でかい。

WEBマーケターとして、独立してから約5カ月。

40歳まで、サラリーマンしかやってこなかった自分に、仕事なんかくるのか・・・

と思い、色々、保険もかけていたのだが、

幸い、スタートの出会いもよく、その後も継続的に仕事が発生しており、

最近は、起きてから、寝るまで、食事時間と筋トレ以外は、殆ど仕事してるような状態だ。

とはいえ、自分の力で稼いでいる充実感、クライアントからの感謝。そして、未経験の業界を毎日勉強できる、という知的好奇心上の満足感から、全然、苦ではない。

ただ、ブログの優先順位は、正直低いので、そうなると、必然的に書く時間がなくなる。

ブログなど、30分もあれば、かけるのだから、最初は続けられると思っていたが、最近はその30分すら惜しい。

ので、書けなくなったのは、やむを得ないのである。

2、ブログで稼ぐのは厳しいのが分かった

ブログを開設して約1年。大したことない雑記ブログでも、一応、何個はちゃんとSEOを意識して書いていたせいか、それなりにアクセスも増え、2万PVくらいは行った。

ブログしてる人は分かると思うが、特にアフィリンクに誘導もせず、適当にアドセンスを貼っただけのブログなど、1万、2万PVでは、たいした収入にならない。

並みがあるが、せいぜい、3,000~5,000円くらいだ。

それでも、毎月、一回はタダで飲みに行ける、と考えたら、多少モチベも上がった。

しかし、それも、先日あったGoogleのコアアップデートで、脆くも崩れ去った。

PV半分以下に下落。1~2週間は様子見といわれるが、大抵は元に戻らない。

私のブログのそのとおり、お亡くなりになってしまった。

一応、その死を看取るように、記事ごとの順位変動を見たが、憤慨するより、むしろ納得してしまった。

ようするに、きちんとSEOを意識して書いた何個かの記事(特に商品レビュー)は、残ってるか、むしろ上がったのだが、

私が日々感じたことを、ツラツラとかいたものや、トレンド的なものは、下落どころか、消滅していた。

つまり、ユーザー利益の観点からすれば、今回のGoogleの処置はとても正しく、文句のつけようがないのである。(あくまでの私のブログに限っての話だが)

ただ、そうなると、やはりモチベの低下は避けられなかった。

少なくとも、毎日書くほど、優先度は上げられない。

Twitterでは、140文字しか書けないので、制約のないブログは、これからも自分の思いを書くのに、活用させてもらうが、本当に書きたいネタがあり、さらに、時間ができた日だけに限られるだろう。

まぁ、ブログなんて、そもそも、そんなものかもしれないが。

3、原動力がなくなった

ブログを始めた当時、まだサラリーマンだった私は、田舎の中小企業、特に、ワンマン社長が牛耳る不条理な社会に対する怒りを、書いていた。

なので、書くことはいくらでもあったのだが、

独立して、仕事も無事見つかり、充実した毎日を過ごしていると、正直、モチベが上がってこなくなった。

それで、気づいた。

私のブログの原動力は、「怒り」だったのだと。

日本人はハングリーさが足りない、と格闘技の世界で、よく言われる理由がわかる。

人を強烈に突き動かす感情は、「怒り」であり、それが無くなれば、記事に力も入らなくなる。

とはいえ、人生を幸せに生きる、という意味ではそれで正しいので、とくに文句もない。

独立した当初は、フリーランスなら、仕事をしてたら、ネタはいくらでも生まれるとか、思ってたが、正直、仕事の内容は、書けないことばかりで、ネタは増えない。クライアントに失礼だし。(失礼と思わないようなお客さんが増えたら別かもしれないが・・・)

以上、3つの理由が、ブログの頻度が減った理由である。

最初、自分は違う!と思い、書き出してみたが、

こうしてみると、結局、私が書けなくなってきた理由も、大多数の人と同じなのかもしれない。

そんな風に、自分を客観視することができるのも、ブログのお陰だな。感謝する。

「ブログが書けなくなった」、は、私生活が充実している証だ。

頻度は落ちるとしても、これからも末永く付き合っていきたい、と感じた。

では。