一人で生きるなら、自分の主義と合わないブログを、人生の参考書にしよう

会社やめるまでの軌跡

仕事を辞め、これからフリーランスとして生きるわけだが、一つ気を付けようと思っていることがある。

それは、自分という物差しが、世間の常識と乖離していないか、常に調整して生きていく、という事だ。

幸い、現在の会社では、比較的良識のあるタイプ、と言われている、ような気がする。

なのでスタート地点はいいとして、問題はそこからだ。

一人で生きていく、ということは、「たとえ間違っていても、誰もそれを指摘してくれない」ということになる。

だから?全部自分の責任として受け止めるので、問題ないが?

という人も中にはいるだろう。

だが、たとえ自分では正しいと思っていても、世間の多くはそうではない、という答えのみ持ち続けていけば、やがて、自分の首を絞めることになるのは、想像に難くない。

メンター(師匠)的な人間を見つけ、互いに切磋琢磨し合える良好な関係を気づければ、そこはクリアーできかもしれないが、そんな希望的観測は危険である。

そもそも、自身、結構コミュ障の上に、頑固者ということは重々承知しているので。

さて、ではどうやって、自分という物差しを調整していくかだが、私が考えた方法が一つある。

それは、自分とは意見が合わない、それは違うな、と思う人が書いているブログを、一つ、毎日読むことである。

条件としては、

・自分と近い生き方をしている人(フリーランスや、セミリタイアした人)

・ブログを毎日更新している人

・ある程度成功しているぽい人(仕事、ブログ収益などで、資産的に成功している人)

・その上で、少し自分とは違う考え方をしている人

である。

順に説明すると、

まず、自分と近い生き方をしている人でなければ、そもそも意見を参考にしようとしない。

価値観が違いすぎるからである。なので、これは最低条件だ。

年齢は、近い人でも、若い人でも、上の人でもいいが、私はあえて、「自分よりかなり上の年齢」の人と、「若くして成功したインフルエンサー」の2人を選んでいる。

やはり価値観を形成する上で、年齢というのは、とても大きいファクターなので、できれば幅を設けた方がよい。

今後は、10代のブログも探そうかと思っている。全く考えが違うだろうから。やましい心は断じてないが、できればJKがいい。

そして、「ブログを毎日更新していること」も重要。必須ではないが。

ブログというのは、毎日更新されてないと、あまり読む気がしないものだ。SNSでそれなりの影響力を持ち、フォロワーやRSSの登録が沢山ある人なら別かもしれないが、たまに更新程度では、中々、積極的に読みに行こうとしない。

なので、私が継続的に読むためにも、できれば毎日更新が良い。そして、読むことを習慣化するのである。

また、ある程度、成功者であった方が良い。別に、月間100万PVだの、資産何億だの、まではいらないが、やはり、何かに成功した人間の意見、というのは参考になる。自分の力で何かを成し遂げた人間の言葉は、本気度が違う。

口だけ達者な人の意見に左右されないように、一定の成功者であることもフィルターにしたい。

そして、今回の主旨である一番大事なのが、「自分とは違う考えをもっていること」である。

私の例でいえば、毎日読んでるセミリタイヤブログがあり、ブロガーはかなり上の年齢(60前後?)なのだが、「幸せで自由な時間を楽しむには、資産が必要」というテーマで書かれている。

大手企業を退職された方なので、そのような生活指標なのだろうが、私は全く共感できない。

むしろ、これからどんどん、お金をかけなくても、自由で幸せな生活は手に入ると思う。

動画鑑賞、ゲーム、読書。サブスク(定額課金)のサービスが増えたことで、これらの趣味は、毎月数千円程度の出費で楽しむことが可能だ。これだけで時間はいくらあっても足らないくらいだ。

あとは、たまに旅行にいったり、ライブを見に行ったりすれば良い。これで充分幸せである。

でも、いわゆる「上」の生活を一度でも体験していたら、こうは思えないのだろう。

そのような人もいる、というのはとても勉強になるし、価値観や世の中の捉え方は、近しいものがあるので、参考になる意見が書かれることも多い。

そして、若いインフルエンサーのブログも毎日読んでいる。この方の仕事に対する向き合い方、人生観は、非常に参考なることばかりだ。20代でこんな人がぽこぽこ生まれてきたら、私のような40オヤジはやばいなと、危機感を覚える。

ただ、ブログで飯を食べているから当たり前なのだが、基本的に、ブログをビジネスとして書いている。なので、ブログは全て「他人のために書いている」。これは私とは大きく異なる。私は全て「自分のため」にブログを書いているからだ。

ビジネスとしてのブログは、ゴールを全て「収益」に見立てた書かれ方をしている。その匂いを出すと読者は離れるので、それを見せないブログ術はまことに大したものだと勉強になるが、私はブログで収益を上げようと思ってない(正確には最初は思っていたが、つまらなくなりそうなので辞めた)。一応、アドセンスは貼っているが、設置してから完全放置だ。

ブログは、ただ自分の考えを言語化してまとめるもの。たまにストレスの掃き出し口として役にたってくれれば、それで良い。それが、たまたま誰かの役に立つことがあるかもしれないが、それはあくまでオマケだ。

なので、その当たりは共感できないのだが、若い成功者、しかもフリーランスということで、役にたつことがいつも書かれているので、愛読している。

このように、私は、全面的に賛同する、というわけではないブログを、意図的に選んで毎日読むことを習慣化している。

すると、常に、こういう考えもあるのか、という、物差しのチューニングが出来るのである。

大切なのは、「毎日続けること」なのだ。ブログを読むことを、生活の一部にしてしまう。

SNSで気に入った人のフォロワーだけやっている、とかだと、そのうち思考停止人間の仲間入りを果たしてしまう。

その点、ブログは良い。どこでも読めるし。なにせ「無料」だ。ブログ主も広告収入が入り、互いにWinWin。今後も、意見が合わない人のブログを、読み続けたいと思う。