覚悟のない決意はゴミである

会社やめるまでの軌跡

タイトルの通りである。私が最近、ひしひしと感じていることだ。

私が退職するにあたり、社内の人間。それも、役職的には相当上の人間が引き継ぐことになったのだが、これが絵にかいたようなダメ社員である。

経営者一族の一人であるため、これまでの人生で、平か役員しか経験していない。

私は今まで、この経歴でまともに仕事ができる人材を見たことがない。(創業者は除く)

このタイプの人間は、基本、努力をしたことがないので、知識が浅い。なので、自分が信頼に足ると思った人間の言葉だけをうのみにし、自分の頭で考える、ということをしない。

ゆえに、結論を出すのは早い。だが、非常に浅い思考から答えを導き出すので、それを利用したい連中だけがよってきて、本気で考える人間は去っていく。悪循環である。

本日も、少々言い合いをしてしまった。

私の仕事はWEBマーケティングが主である。当然、何も勉強していない、特に、別分野でも、本気で取り組んだことのない人間が、すぐ習得できるスキルではない。

だが、取り合わない。

重要なポイントだけ教えて。あとはこっちでやる。の一点張りだ。

はっきり言うが、仕事を覚えるのに楽な道なんてない。

こんなセリフが出てくるのは、決意はしているが、覚悟はないという状態であるからに、他ならない。覚悟のない決意など、ゴミ同然である。

本気で仕事を引き継ごう、と思っていたら、「重要なポイントだけ教えて」なんてセリフは、出てこない。

だが、それを言っても無駄である。

この人間だけではないが、引継ぎを進めてきて大変よく分かった。

世の中には「覚悟」もないのに、ホイホイ決断をする人間が沢山いるのだ。

この人たちは、失敗しても問題ない。

なぜなら、失敗したときは、軽々しく結論を下した自分が悪いのではなく、話をもってきた人間が悪い、という結論を下すからだ。常に自分は傷つけない。

もっとも、一生平社員でいいなら、別にそういう生き方もいいのではないかと思う。問題は、それなら大人しくしていればよいものを、上に取り入り、うまい汁を吸って、自分の立場を保守しようとする輩が、実に多いことだ。

これから社会人になる若者がいたら、知っておいてほしい。

世の中には、想像以上に「自分の保身しか考えない」という人間が沢山いる。

自分がそうでないと思うなら、きっとあなたは上位30%に入る人材だ。自信をもって、就活に挑もう。