食は「命」に直結している
こんにちは、さぼてんです。40歳からフリーランスで独立し、55歳でセミリタイアを目指してます。
最終的にセミリタイアを目標に決めてから、いわゆる「セミリタイアブログ」を読むようになったんですが、
食品会社に20年勤めた経験からすると、「食生活やばいな」と思う方が、チラホラいます。
節約術が凄いのは、素直に尊敬するんですが。
食って「命」に直結しているので。ここにコストをかけず、炭水化物が中心の生活をしていると、若いときは良いかもしれませんが、そのツケは中高年になって必ず現れます。
なので、ある程度、将来の健康リスクを考慮した食生活をすることは、長期的な視点で見て、節約にも非常に有用だと思います。
フリーランスにも、セミリタイヤした人にも、健康は一番大事ですよね?体を壊してしまったら、元も子もない。それまでの苦労が水の泡です。
炭水化物中心の食事も気になりましたが、もっと気になったのは、日々の食事メニューに、食物繊維が明らかに少ないことですね。
「食物繊維」とは、そもそも何か
食物繊維の重要性は、いまだに広く認知されてない気がします。
「何となく摂った方がいいもの」くらいのイメージの方が多いんじゃないでしょうか?
ここで、少し食物繊維について、触れておきたいと思います。
「食物繊維」とは、そもそも「ヒトの消化酵素では分解できない成分」の総称です。
つまり、体内で分解できない、吸収もできない成分の事です。
なので、栄養学が進歩する以前は、体にいらない栄養素といわれていたそうです。
しかし、現在、食物繊維は摂っても無駄なもの、という人はいませんよね。
なぜか。
それは、研究が進み、食物繊維は体に吸収されないが、
- 消化されないという特性が、逆に腸を刺激することで、免疫力を向上させる
- 人は消化酵素をもたなくても、腸内細菌が別の成分に作り変えることで効果をだす
という事が、段々と解明されたからです。
「消化されないこと」が、逆に体に良い理由
「消化されないことが、逆に体にいい」というと、「?」となる方が、少なくありません。
しかし、これは、そんなに不思議なことではないです。
例えば、よく噛んで食事をすると、頭が良くなる。という話を聞いたことがありませんか?
これは、口の運動が、脳に刺激を与えることで効果を出すという研究成果が発表されたからです。
つまり、栄養でも、吸収でもなく、噛む行為自体が、健康に寄与しているんですね。
腸への刺激も、これと同じです。
吸収されない成分だから、腸管を刺激する。その刺激が、結果的に、体に良い方向に作用する。
なら、吸収されない成分なら、なんでもいいのか?
という話ですが、それが要するに食物繊維のことなんです。(話がループするような感じですが)
ただし、毒性など、体に良くない成分が含まれていたらダメなので、結局、海藻類や野菜に含まれる良質の食物繊維を摂ることが重要、となるわけですね。
食事を考えるのが面倒なら、サプリメントの利用もお勧め
なので、食物繊維を摂るだけなら、サプリメントの利用もお勧めです。最終的には、栄養バランスも重要なので、それだけに頼るのは危険ですが。
そして、もう一つが、腸内細菌の働きです。腸内細菌は、人の体内に存在しており、生活圏や、食生活によって、大きく変化します。 ビフィズス菌と乳酸菌とかは、誰でも知ってるくらい有名ですね。
外国人の多くは、海藻類を消化できないといわれますが、これは海藻を食する文化が長年なかったので、体内にその環境が形成されてないからです。
体の免疫をつかさどるシステムに、「腸管免疫」と呼ばれる機構が存在します。
これは、いわゆる免疫細胞とよばれるものが、腸に集中していることから、いわれています。
腸内細菌が具体的に、どのように免疫細胞に働きかけているかは、詳しいメカニズムはまだ解明さされていないのですが、
多くの臨床試験や、動物実験からも、腸内細菌がNK細胞などを活性化させることで、免疫力の向上に貢献している成果が報告されています。
なので、食物繊維は、吸収される、されない、という視点で見るものではなく、体に、特に日本人には必須の栄養素なのです。
これから私もフリーランス、やがてはセミリタイア人生を目指しますが、「食物繊維」はしっかり摂る食生活を、心がけたいと考えています。
せっかく楽しい人生を歩もうとしているのに、体を壊したら台無しですからね。癌にもなりたくないし。
食事を考えるのが面倒な人は、「食物繊維 サプリメント」で検索して、利用してください。(適当)
高くても月3000円くらいまで。トクホか機能性表示なら、なお良しです。