引っ越しの時は、最初に「要るもの」だけ決めたら、あとは全部捨てよう。

人生観・仕事観

一人暮らしで引っ越しする場合、荷物運びや、処分については、

①業者に委託する

②友達、家族に手伝ってもらう

③全て自分でやる

の3つ、選択肢がある。

ぼっちの私は③を選択し、結果、やってよかったと思うのだが、いくつか失敗した点もあったので、備忘録として、留めておきたい。

なお、大前提として、私の場合、会社の借上げアパートから、隣町への引っ越しだったので、車での移動が容易だったという点がある。

遠方への引っ越しであれば、一人はかなり無理ゲーだと思うので、あくまで近場での話ということで、参考にしてほしい。

まず、③のメリットであるが、間違いないのが、

・誰にも気を遣わないで済む

・コストが安い(時間、体力面は除く)

であろう。

とくに、誰にも気がねせず、自分が運びたい時に運び、処分したい時に処分する、という自由さは、私にピッタリだった。

退職日の少し前から、仕事が終わると、荷物を積み、新居に運んで、次の日は、また、そこから仕事に行く。という流れを繰り返した。

会社ー借上げアパートー新居

が全て、ルート上にあるので、出来たことだが、可能なら、これが一番楽な方法である。

これで、「必要なもの」はあらかた新居に運び終えたので、あとは、要らないものの処分、および、掃除だけ、となったのが、これが思った以上に時間がかかった。

邪魔したのは、「これもしかしたら役に立つんじゃないか」症候群である。

皿だの、服だの、今まで気にもしてなかった品々が、いざ捨てるとなると、「こういうケースで役に立つかもしれん・・・」と悩み出し、作業の手が止まるのだ。引っ越しをした人は、100人中、100人。経験があるだろう。

さらに、最悪のパターンは、この処分品を、いくつかランク付けして選別してしまうことだ。

すなわち、

A、使う可能性が高い

B、使うかもしれない

C、おそらく使わない

みたいな感じで、とりあえず一時選別をして、そのあと考えよう、みたいな感じである。

私がまさにそのパターンでやってしまったのだが、これは愚の骨頂だった。

この一時選別をした所で、結局二次選別をする際、また悩むことになるのだ。こんなのは、ただの問題の先送りに過ぎない。

結局、途中から方向転換。

最初に「要るもの」として選んだもの以外は、全て捨てる。

この方針にした。

なので、「要る」と判断しなかったものは、全てゴミとし、可燃、不燃、粗大ごみの3種類にわけ、後は機械的に、ポンポン段ボールに放り込み、処分。一気に片付いた。

私自身がそうだったので、悩むのはよくわかる。

しかし、どう考えても、何年も出番がなかった品は、今後も登場の機会がある、とは考えにくい。

さらにいえば、必要な時が来たら、また買えばよいのだ。今は大抵のものが100均で買える。おそらく性能も、そちらの方が良いだろう。

私は面倒なのでやらなかったが、最近なら、これに加え、

「メルカリで売る」「売らない」

などの選別を加えてもいいかもしれない。

これくらいなら、さほど悩まずにできるだろう。

ようは、処分するときは、「将来役に立つかも」みたいな、不確定な基準を、選別作業に挟まない方がよい、ということである。

時間も無駄だし、一回やっても、また悩んでやり直すような、不毛なことになるからだ。

もし引っ越しをするなら、参考にしてもらえると幸いである。