最近、疑り深い人が増えたと感じる。
が、おそらくネットで顕在化されただけで、昔と割合は別に変らないのだろう。
私も政治家は信じてない(そもそも、結果でなく、モラル信じる方がどうかと思う)が、流石に、桜を見る会の陰謀論は、変な笑いがでた。
さて、疑うといえば思い出したことがある。
よく企業で行われる「プレゼントの応募」についてだ。
常識的に考えれば、特に明記されてなくても、「一人一枚」と考えるのがフツーだと思うが、
私が通販事業部で働いていた時は、一人で何枚もハガキを書いてくる人が、少なからずいた。
結論からいうと、これはお勧めしない。(相手が中小企業の場合)
なぜか。
ハッキリいうと、逆効果だからだ。
私がいた会社では、毎年、通販の定期購入客に対し、プレゼント企画を行っていた。
お客様からすれば、気にするのは、大企業か、そうでないか、くらいで、
商品を買っている所が、どのくらいの規模の会社なのか、一体どれくら応募があるのか、など、検討もつかないと思うから無理もないが、
多分、想像している以上に、中小企業の規模であれば、ハガキのチェックは容易である。
私がいた会社の場合、一日に届く数など、せいぜい数十枚くらいなので、一人の担当が、一枚一枚、チェックしていた。
結構、メッセージも添えられていて、
「絶対当たりたいです!お願いします ^^」
といった直球なものから、
「当たったら、祖父、祖母とパーティします!当たるといいな~」
など、実にあからさまなPRのものまで様々。
そして、その中でひときわ目立つのが、「同一人物による複数の応募ハガキ」である。
前述通り、枚数などたかが知れている上に、ダブルチェックするような代物でもないので、一人に任せている。すると当然、同じ応募ハガキなど、すぐ分かる。
たしかに、バレなければ、枚数が多いほど当選確率は上がるだろうが、このように筒抜けな上、審査官も人間なので、当然、眉をしかめる。そして、無残にも、重複した分は、「重複ハガキコーナー」に移管することになる。当然、抽選対象にはならない。
一応、オリジナルは残るので、確率自体は減少していないが、
・ハガキ代、書く手間が無駄になること
・審査官によっては、オリジナルさえ除外される可能性も充分にあること
を考慮すると、応募ハガキを複数書くことは、あまりお勧めしない、というのが、私の考えである。
なお、逆に、イラストを描いたり、メッセージを書くと、当選確率が上がるの?
という意見については、
審査官も人間なので、そういう人に当選してもらった方が嬉しいのは間違いない
とだけ言っておく。
ちなみに、私は、自分が不器用なので、
自己PRがうまい人だけ得するのもなんか釈然としない。ゆえに否定派である。