WEB担当者の育成を、なぜ無理と決めつけるのか、分からない

会社やめてからの人生

先日の記事でも書いたが、ようやく自分のサイトが完成した。

全て自分だけで決め、自分でOKを出したサイトというのは初めてなので、中々、感慨深い。

見返すごとに、「あーここ直そう」「あーこういうこと言うのやめよう」と、何度も修正したくなるので、もう見ないことにした。あとは、他人に見てもらって、その意見を参考に、ブラッシュアップしていこう。

明日は、会社に顔を出す日(有給消化中だが、最終日なので、挨拶と保険証などを返す)なので、そこで、名刺とWEBサイトの紹介をする。上司からも意見が聞けるだろう。聞きたいような、聞きたくないような。

ちなみに、まだ、私の後任となるWEB担当者は見つかってないらしい。

「え」

と少々、驚いてしまった。私が退職届を出してからだと、もう4ヶ月も経つ。私が驚いたのは、なぜ見つからないのか、ではなく、なぜ、とっとと他の施策を試さないのかだ。

外で見つからないなら、内部で育成するしかない。ウチの求人条件では、運よく経験者など見つけるのは無理だと分かっていたので、

退職前、「ダメ元で、工場とかから探してみましょうよ。私が仕事教えますよ」と何度も提言したが、「そんな人間いるわけない」と突っぱねられた。その状況は、どうやら変わらないようだ。

なぜ、試しもしないのに、無理と決めつけるのだろう。何度も無理を通してきたからこそ、今、会社があるのではないのだろうか。経営経験のない私には、よく分からない。

高卒だろうと、大卒だろうと、「成長思考」がある人なら、WEB担当者にはなれると思う。むしろ、エリートだろうが、ベテランだろうが、「今の維持、調整」を望んでいる人間なら、WEB担当者には向いてない。WEBの進化の中で、停滞は後退を意味する。

私のようなおじさんよりも、20代の若者の方が、よっぽど未来に対する危機意識と、目標を持っていると、感じることも多い。仮に、ダメだったとしたら、また、変えればよいだけ。少なくとも、「見つからない、見つからない」といって、損失を垂れ流すより、良いと思うのだが。

また、「どうしても他部署からひっぱるのが難しいなら、ジュニア君(次期社長)がやればよい」という提案もしたが、やるべきことが多すぎて無理、と言われた。これにも、私は「うーん」である。

まず、これからの経営者にとって、「WEBが分からない」または、「一般人レベルしか理解してない」は、本人が思っている以上に、枷ではないか、と思うことが、まず一つ。

あとは、確かに、後継者として、会社にやってきて、工場、営業、研究、色々な部署で問題が勃発していることを、目の当たりにし、WEBまでやる余裕がない、という気持ちは分かる。

ただ、その問題も、その多くは、人間関係とシステムに集約される。自分のことしか考えてない人たちと、何度も対話した所で、状況が好転するとは思えない。

それなら、いっそ、自分自身がWEBとマーケティングに精通しないといけない状況に追い込み、そこから、改善のヒントを見つけ出したり、皆のモチベーションを上げる新規事業や、新商品を開発した方が良い、と思うのだが・・・。

とはいえ、ジュニア君も、次期社長とはいえ、あくまで現在は、一部長。社長の意向もあるのだろうね。結局は頭が変わらないと、組織は変わらないのだなぁ。

おそらく、これから私が営業をしていく中小企業も、そんな会社ばかりなのだろう。

古巣と同じような反応をするのか。それとも、ならやろう!と改革に同意してくれるのか。今から楽しみである。

できれば、私の貯金が尽きる前に、同志が見つかると嬉しい。