東京とのWEB格差を乗り越えたら、次は世界とのWEB格差に絶望する

WEBの仕事話

東京のWEB最先端は、アメリカどころか、中国、韓国にも負けているのが現実

前回の記事で、地方と東京の情報格差が、すでに絶望的なほど開いている、という話をしました。

ですが、真の絶望は、その東京の人たちと仕事をしだしてから始まります。それは、到底追いつけないと感じた東京のレベルさえ、海外からすれば2年は遅れているという事実です。

ここで海外と聞くと「アメリカのことでしょー?そりゃアメリカさんにはかなわんよ…」という顔になる方がいますが、残念。確かにアメリカが今でも世界1位のWEB技術を持つことに疑いはありませんが、日本はすでに、中国、韓国よりも、はるかに遅れているのです

(追記修正します。正確には、東京でも世界と遜色ないWEBの先端技術でビジネスを行っている会社はあります。その数が全体から見ると非常に少ないことと、多くは中・韓の平均レベルのマーケティングさえ行っていないレベルなので、全体としては大きな差があるとして、この記事を書きました。私は幸運にも、その数少ない会社様と取引をすることができて、この事実に気づかせてもらいました。)

散々ニュースで報道されているのに、認められない人達

このように言うと、

「えーほんとぉ?確かにスマホとか、キャッシュレス決済とかで、少し負けてるのかもしれないけど、それほど?」

「でも、よく犬を食べたり、人を引いたりがニュースになっているよねー。やっぱそういう民度が低い国なんだよ」

という方がいますね。

では、あなたが今住んでいる、日本国の首相官邸のWEBサイトで公開されている、このデータは見たことがありますか?

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/kyouikusaisei/jikkoukaigi_wg/kakusin_wg4/siryou1.pdf

もしこれを読んでも、納得できないとしたら、それは古い価値観にとらわれ、現実を受け止められないといわざるをえません。

私がいいたいのは、決して卑屈になるべき、ということではありません。そもそも、民度うんぬんとIT技術のレベルについては、何の関係もありませんし。

ただ、一度、現実を直視し、そこからスタートしなければ、何も始まらないと、今までの人生で感じているからです。

この状況を危機的とわかっている会社は、すでに動いている

私はこのように偉そうに語るほど、海外の案件にこれまで携わっていません。ですが、私の尊敬してる東京の最先端WEBユーザー分析を行う会社などは、2年ほど前から、中国・上海に、日本の経営者をつれていって、WEB技術の差をその目で見てもらい、意識改革してもらおう、というツアー企画などをすでに実践しています。

私のいる中小企業の社長は、そのような催しに参加する可能性は100パーない、とわかっているので、とても無理ですが、もし、田舎で働いている方で、この危機感を身近に感じ、私が会社を変えなければ!と本気で思われた方は、ぜひ勇気を出して、このようなツアーもあることを提案してみてください。