一年間、取り組んできた対策が功を奏し、300を超えていたγ-GTPが、先日の健康診断で、ついに正常値までさがった。
ちなみに、γ-GTPは50~60が正常値の上限で、100はともかく、200、ましてや300となると、改善しなければ、下手すると肝硬変になり、死ぬ可能性もある 。
もう一生改善されないんじゃないか、とガチで心配していたので、ホッと一息。
思えば、初めて会社の健康診断で、血液検査を受けた5年前。
結果通知に変な封筒がついており、いぶかしげに中を見ると、総合病院への紹介状がついており、初めてのことで青ざめたのが、始まりだった。
なお、ウチの会社では、35歳までは血液検査がなかったので、判明が遅れたが、数年前から、この状態だったろうと、のちに判明する。
これから就職する人は、健康診断にしっかりコストをかけている会社に入ることをお勧めしたい。入社前は分からないかもしれないので、入社後の危険信号の一つと捉えてもよい。そんな所をケチる会社は、社員軽視と考えて、差支えないからだ。
原因は分かっている。酒である。γ-GTPが悪い人間は、ウイルス性の一部疾患を除けば大体コレ。
毎日、仕事を終えて、食事と風呂が終わったらあとは寝るまで、焼酎を水割り(濃いめ)で、3~4杯飲んでいた。
死んではたまらんと、会社の先輩方にいろいろ聞いたところ、
・週一で休肝日を設ける
・濃い酒に変えて、量を減らす
という策を聞き、試したが無駄に終わった。
週一休肝日
→仕事で超ストレスがたまった日は、「前倒し」と称し、結局飲む。ペースが守れない。
濃い酒に変える
→私は元々、酒に強いので、単純に濃い酒にしても、飲む量はあまり変わらず、むしろアルコール摂取量が増えた。
という感じである。
それに、自らを実験台にした数年の試験結果でよくわかったが、上のような策が成功した所で、いったん、300まで悪化した肝臓は、そうそう戻らない。
1~2ヶ月禁酒した所で、200くらいにしか回復しなかった。
なので、思い切って「完全節酒」を断行。結果、一年で正常値に戻すことに成功した。
色々コツはあると思うが、私が取り組んだ内容は以下の通りである。
1、酒を家に置かない
まず、今ある分はOKとして、今後、酒の購入を一切やめる。家にさえ無ければ、特に私のような面倒くさがりには、ある程度の効果がある。なお、これだけ厳守だと、しんどーって感じだが、
・もらいもの
・飲み会に誘われた場合
のみ、飲酒OKとする。
私は、これで飲酒は月1回程度となり、一年の継続も、それほど苦ではなかった。
2、寝るまでは、ゲーム、動画鑑賞など、ほかの趣味に没頭する
私の場合、10年近くゲームをやっていなかったが、酒を遠ざけるために、PS4を購入した。これはそこそこ効果あったが、別にゲームでなくてもよい。ただ、仕事でストレスがたまった時は、何かで発散させる必要があり、読書とかだと、少し弱い。能動的な趣味をつくると良い。人によっては、筋トレもありかも。
3、休みの日、早起きをするようにする
毎日、酒を飲んでいた時は、休みの日、大体、昼前まで寝ていた。いったん、酒を辞めて、日曜も、平日を同じ時間に起きることになれると、酒でぼけた頭で半日費やすのが、非常にもったいないと感じるようになる。
ほかにもあるが、ポイントしては、上3つ。特に1が重要かな、と感じる。
人間、完全に辞める、というのは、いきなりできないものだ。どこかに反動が来る。
なので、あくまで、「自分以外に原因がある(もらう、誘われる)ときはOK」くらいの緩いルールにしておいた方が、持続可能性が高い。
勿論、これでもダメな人はいる。
たまたま私にはフィットしたのと、完全禁酒という無理ゲーよりは可能性がある、というだけの話なので、参考にとどめてほしい。
また、私は友人が少ないことも、プラスとなった気がする。
飲み友達が山ほどいるリア充には、あまり上記の方法は勧められない。つーか滅びろ。