会社の朝礼が、必要だと感じていますか?
こんにちは、さぼてんです。長年、田舎の中小企業に勤めた経験から、こんな会社はやばいよ!という話を私の視点でご紹介します。
今回は、社会人の99%が一度は思っただろう、「この朝礼必要か?」という話です。
まず、前提として、必要かどうかは、自分だけの視点でみるべきではありません。
新人から見たら必要ないと感じても、課長から見たら必要であったり、
課長が必要と感じてなくても、社長は必要と感じているかもしれません。
ですが、もし、全ての人間が必要性を感じていなかったとしたら、朝礼を続ける意味はあるのでしょうか。
ここでいう必要性とは、
「とにかくいるもの」
とかいう論理性皆無の説明ではなく、具体的に、なぜ必要か言語化できるものを指します。(納得できるかは置いといて)
実はかなりの会社で、答えられないのではないでしょうか。
私がムダと感じている自社の朝礼
私のいる会社の朝礼は大きく分けて、
- 各自が本日やることを報告
- 部間連絡
- 1分間スピーチ
の3パートに分かれています。
この全てがムダです。
一つ一つ説明します。
各自が本日やることを報告
一番ムダなのに、一番時間もかかる、どうしようものない奴です。
部署にもよりますが、大半の人間が、日々変わらないルーティンワークをしており、
事務作業を行います
営業事務を行います
企画業務を行います
こんなのを、全員が毎日毎日、わざわざ報告します。
週の頭に、今週中に実行すべき施策などを報告し、次週で振り返る、とかなら分かりますが、毎日変わらずやることを、毎日オウムのように報告することに、何の意味もありません。
部間連絡
これは、会社にもよるかもしれませんが、スムーズな連携のためにも必要は必要です。
研究室に14時に来客がある、社長が9時から外出します、など、知っておいた方が良い情報です。
でも、メールでいいよねって話です。
というか、メールでも回ってるんですよ。
何故、わざわざ同じことを口頭でいうのかというと、
PCを全員が持ってないから
です。
大手だと考えられないでしょうね。中小企業ではあるんですよこれが。
朝礼で口頭で伝え、メールでも回すせいで、時々、片方が間違っていたり、抜けていたりして、逆に混乱の原因になっています。
情報の発信元は、分散させるべきではありません。
1分間スピーチ
日替わりのテーマで、当番になった人が1分間スピーチを行います。
これは、個人的にはあった方が良いと思います。
前に出てスピーチするとなると、やはり誰でも、
少しはいいこと言わないと・・・!
と思い、前日からネタを用意します。すると、普段から、色々なことにアンテナを張る癖が身に尽きます。
中には、まったく用意しない「豪の者」もいますが。
それでいいこと言えるなら、格好いいんですが。大体自分の趣味とかどうでもいいネタで終わります。
まぁ、本人が気にしないなら、それで良いですが。
ただ、当番制のため、自分の番が来るのは、一か月に2回くらいです。なので、やらないよりはマシってところでしょうか。
せめて、3日に1回は回るようにしないと、考える癖が習慣化されないと思いますね。
なので、そもそも20人くらいで朝礼をすべきでないか、スピーチはチーム単位で、朝の習慣にした方がいい気がします。
そもそもアウトプットの癖を付けるのが目的、という前提で考えるなら、別に朝礼でスピーチしなくても、もっと良い方法があるとは思いますが。
慣例だから、現状は仕方ない、という理由で続く「負債」
さて、散々文句をつけてきましたが、この通り、私は朝礼の必要性を感じてません。
では、ほかの人はどうか?
まぁ、基本的に、管理職ではない人で、朝礼が必要だと思っている人はあまりいないですよね。
では、上の人間はどうか。さりげなく聞いてきましたが、概ね2パターンに分かれました。
- ① 必要性で考えるものではない。朝礼はすべきもの。
- ② 必要ないかもしれないが、現状は仕方ない。
はい、どっちもアウト。
①は論外ですね。何度もいいますが、何故必要かを説明できないのに、必要性を訴えるのは、やめましょう。
②もね。仕方ないじゃないですよ。行動しない理由をつくってるだけなんです。
PCを全員に買うのも無理?慣例だから無理?番頭みたいな人がそう決めてるから無理?
今の時代、そんなこと言ってたらね、生き抜くこと自体が無理なんですよ。
投資もしてないのにリターンがあると、いつまで幻想を見てるんですか?
とにかく試す、問題があったら修正しアップデートする。それで良いはずです。
それを誰もしないのは、自分がなんとかしなくても、誰かが何とかしてくれる、という思考で、全員が染まってしまっているからです。
朝礼うんぬんの前に、このような会社に未来があると思いますか?
朝礼がムダだと考えたら、ぜひ、さりげなく、上の人間にも聞いてみてください。(直属の上司が難しければ、別部署の人でもいいので)
誰も答えられないようなら、その会社は、そこ止まりという事です。
将来の自分の生活を安泰にするため、早々に見切りをつけてしまうのが、正解といえるでしょう。