来客用の駐車場サービス「ウェルカムパーク」が便利すぎた

人生観・仕事観

毎年、盆の時期になると、大学時代からの友人が遊びに来てくれる。持つべきものは友人である。

さて、そんな時にいつも困るのが「駐車場」の問題だ。

人口2~3万程度の田舎に住んだことがある人は、ご存知だと思うが、そういった田舎に「コインパーキング」は殆どない。少なくとも、私は見たことがない。

なので、県外から友人や家族が訪ねてきた時、合法的に車を泊めておくことができない。金の問題ではないのである。

そのためか、田舎の場合、住民それぞれで、「ここは泊めていいとこ」的なマイルールがあり、駐車スペースを確保しているケースが多い。

もちろん、それは多くの場合、違法駐車である。

これまでは田舎特有の治外法権で、見過ごされているケースも少なくなかったが、近年は風向きが変わってきているように感じる。これも時代の変化であろう。

いずれにしても、私はほぼOKといわれる場所であろうと、来客に違法駐車させるのは、反対の立場である。

これは別に遵法精神に基づいた考えではなく、単に、もしトラブルに発展したら、気まずい、酒がまずくなる、という理由にすぎない。

なので、これまでは、私の車を会社に置きっぱなしにして、代わりに来客の車を自分の駐車場に止める、という方法をとっていた。

結構な距離を歩くことになるが、まぁ仕方ない。ちなみに社長の許可はとっている。

しかし、この度、退職して引っ越すことになり、同じ手が使えなくなった。さらに、就職ではなく、独立するので、新しい会社の駐車場を使うこともできない。

さっそく友人が盆に来てくれることにもなり、さて、どうしたものか、と悩んでいたところ、意外な所で解決策が見つかった。

それは、大東建託のアプリ「DKマイルーム」である。

たまたま網戸の修理を依頼するために、このアプリを操作していたのが、何気にメニューを見ていると、「ウェルカムパーク」という機能があることに気づいた。

なんだろうと思って覗いてみたところ、 自分の契約しているアパートの駐車場が表示されており、 説明を読んで驚いた。

なんと、駐車場の一つは空きスペースで、来客用として開放されており、300円(税抜)を払えば、最大24時間使用できるとのこと。

手続きもアプリ上で行うだけでよく、支払いは家賃と同じくクレカ決裁でしてもらえる。まさに私の求めていたものが、全てあるサービスである。

その場で早速申し込み、ものの2分で完了。友人の車もしっかり泊めることができ、今までのように、遠くの駐車場まで歩いて時間をロスすることもなくなった。大東建託様様である。

だが、2つ文句を言わせてもらいたい。

この「ウェルカムパーク」。もっと宣伝して欲しい。私は運よくアプリを操作していて見つけられたが、網戸を修理しようと思わなかったら、おそらく永遠に気づかなかった。

不動産会社の社員も、あれだけアプリのインストールはしつこく勧めてくるわりに、機能説明は全然してくれなかった。このウェルカムパークについては、チラシすらなかったと思う。実にもったいない。

あとは、利用料金体系である。申し込んでから24時間なら便利なのだが、私のアパートの場合は、300円で、朝8時~翌朝8時の利用である。つまり、利用終了が朝8時を過ぎるなら、もう一度、申し込まないといけない。

現実問題として、朝8時では、まだ来客も家でくつろいでいるだろう。結局2回分払うというのは、金額以上に、気分が宜しくない。せめて、8時間、24時間などのコースを用意して欲しい。2016年頃から始まったサービスのようなので、まだまだ試行錯誤なのかもしれないが。

しかし、やはり自分が知らないだけで、便利なサービスは色々生まれているのだな、と改めて感じた。時代の流れに置いていかれないよう、常に情報はキャッチしていきたいものである。