「通勤時間」は、人生で一番無駄な時間である。

人生観・仕事観

東京では、年間472時間。「通勤」に時間が使われている。

こんにちは、さぼてんです。唐突ですが、皆さんは、一日の内、どれくらいの時間を「通勤」に使っていますか?

総務省統計局の調査(2016年)、アットリサーチの実態調査(2014年)によると、

東京:平均59分
関西:平均52分
全国:平均39.5分

だそうですね。
ちなみに、これは「片道」の平均値なので、
往復で考えると、

東京:平均118分
関西:平均104分
全国:平均79分

になります。

どうですか。

1日の内、実に、1~2時間は通勤に時間を費やされていることになります。

思いませんか。多すぎと。


さらにこれを、労働日数の平均(年間245日)で掛けると・・・

東京:28320分=472時間
関西:24960分=416時間
全国:18960分=316時間

こうなります。
年間、これだけ通勤時間に、自分の「人生」が使われているということになるんですね。

えー、もったいない!

東京と全国平均では、156時間/年も通勤時間に差がある。

さらにいえば、東京と全国平均を比べると、156時間も差があります。つまり、極端にいうと、東京の人は、全国平均に比べて、約7日分。通勤で人生を無駄にしているともいえます。

いやいや、これだから田舎もんは…。という声が聞こえてきそうです。
通勤時間はつらいけど、「無駄」ではないよ、と。

  • 溜まった動画を見る
  • ソシャゲで遊ぶ
  • ネットで情報収集
  • SNSで交流
  • 電子書籍で読書
  • オンラインセミナーで勉強
  • FX、株の投資

などなど、いくらでも出来ることがあるよ、と。

通勤はリスクのかたまり。

うーん、と思うんです。

でも、正直、それって

全部、 通勤中じゃなくても、出来ることですよね。
なんだか田舎ものからすると、合理的というより、通勤時間を無駄にしないために、無理にそうしているように感じてしまいます。

私も以前、東京で数年働き、同じように通勤時間を過ごしていましたが、

満員電車に揺られ、周りを気にしながら行なう勉強や情報収集は、著しく効率が悪いです。
体力も無駄に消耗しますし。

さらにいえば、通勤時間は「リスク」のかたまりです。

  • 人混み、密閉空間で病気がうつるリスク
  • テロ、地震、事故に遭う可能性のリスク
  • 犯罪に巻き込まれるリスク

などなど。

時間もムダ、リスクもありあり。こんなことに貴重な時間を多く費やすのは、ほんとに無駄ではないかと、改めて思います。

地方の中小企業は、会社から徒歩10分圏内に、格安で住めるのがメリット。

そんなこといっても、他に方法がないから仕方がないだろ?と言われそうです。
私も、もし東京で会社勤めを続けていたら、そう答えるしかないかもしれません。

ただ、今の仕事を必ず続けないといけない理由なんて、今の時代、そんなに多くないと思うんですよね。大手企業で、世界レベルの仕事をしていきたいなら、仕方がないですが。

今は、フリーランスとして、自分なりの生き方を見つける方も増えていますし。

なので、もし東京などの都市圏で、同じように「通勤時間が無駄」と日々感じ、どうしようか迷っている方がいたら、地方で長年暮らしている私から、少しアドバイス出来るかもしれないと思い、今回のテーマとしました。

私は現在、地方で会社勤めですが、通勤時間は、車で「2分」です。数百メートルしか離れていません。徒歩でも10分かかりません。

そんくらい歩けよ!と言われそうですが(笑)

すみません。田舎もんはね、ほんとに歩かないんですよ。近所のコンビニに行くのも車ですから。

都道府県別「歩かないランキング」では、高知県が1位だと聞きますし。地方って仕事でもない限り、本当に歩かなくなるので、生活習慣病も増えるから気を付けないといけないんですねー。駅近にジムとかないですし。

スキルがあれば、家賃タダの好待遇で迎えられる可能性も

話がそれました。

さて、私が車で2分の場所に住んでいる理由は実に単純で、会社が借り上げたアパートに住んでいるからです。しかも家賃は全部会社持ちです。

なぜ、こんな良い待遇かというと、私が社内で一人しかいないWEB担当だからです。もっとも、これは私だけではなく、社内の一部の人間は、同じように家賃全部会社持ちのアパートに住んでいます。通勤も全て数分以内です。

これは、
・中小企業で人材がいないため、スキルのある人間を会社が欲している
・田舎なので、会社のそばでも家賃が高くない(都会ではここが厳しい)

とう2つの理由からです。

つまり、

地方で需要のあるスキル(WEBマーケティングなどのITスキルは、若い方ほど習得が速いのでお勧め)をもつ人間は地方で、家賃タダ(若しくは格安)さらに通勤時間ほぼなし、という好待遇で、仕事が出来る可能性が充分にあるという事です。

しかも、デジタル人材の不足はさらに加速しますので、この状態はさらに続くとみています。

最初はこんな待遇しているのウチくらいかと思ったんですけどね。何人か友人に聞いた所、程度の差はあれど、スキルのある人間に対し、家賃などで特別な補助が出る中小企業は、意外と少なくないようです。私と同じように家賃タダの人間もいました。

時間はお金で買えない。新しい幸せは、田舎の中小企業で見つかるかも?

ただし、このような特別な待遇を設定している会社は、よくも悪くも社長のワンマン経営の会社が多いです。なので、実際に働いた時、その社長の考え、ビジョンに合わず、仕事にやりがいを感じられない可能性もあります。

とはいえ、この点については、田舎の中小企業なんて、どこも似たようなものですし、あまりそこをこだわっても仕方ないかもしれません。それに、最近は若手の二代目が継いで、先進的なやり方に取り組んでいる会社も少なくありません。働き方改革で、残業も減り、休日も増えてきていますし、新しい幸せを探すとき、意外と今から中小企業も選択肢に入るのではないのでしょうか。

給料は安いかもしれませんが、自分の裁量で出来る仕事が多く、さらに年間400時間以上の時間を得ることができる、と考えると、中々、田舎も捨てたもんでは、ない気がします。

時間は、買おうと思っても、買えないものなのですから。

通勤時間は、マジ人生の無駄!と思ったあなた。フリーランスもいいですが、一つ、田舎の中小企業を考えてみるのもおすすめですよ。