さきほど、いつものように温泉に入っていたら(私は温泉付きコワーキングで仕事している)
男湯で、ふつうにスマホを使ってるおじさんに出会った。
年の頃は、50歳前後だろうか。
湯船につかり、鼻歌をうたいながら、ネットサーフィンをしている。
しばらく無視して湯につかっていたのだが、どことない居心地の悪さに、早めに上がることにし、
「ふつうに考えて、おかしくない?」と思ったので、
出た所で、係の人に、
「男湯でスマホ使ってる人がいましたが、OKなんですか?」
と聞いた所、
「ダメです」といい、慌てて、中に入っていった。
どうやら禁止で正しかったらしい。よかった。
おじさんが、あまりにも普通に使っていたので、
もしかしたら、私の方がおかしいのでないか、と不安にかられてしまった。
とはいえ、面倒はゴメンなので、さっさと帰ろう。
と、先ほど、戻ってきたところなのだが、
興味本位で少し調べてみたら、面白かったので、本日のブログのネタにすることにした。
まず、殆どの温泉や銭湯では、「スマホ持ち込み」は禁止されているらしい。
仮に明文化されていなくても、好まれないのは間違いない。
私の感覚からしても、それは正しい。
しかし、驚いたことにだ。
調べてみると、
「温泉内にスマホを持ち込むのは、別に悪いことでは無い」
という考えの人も、少なからずいるようだ。これは、男女、両方に見られる。
理由は、
・時間を見たかった(中に時計があるか不安だった)
・綺麗な風景を撮りたかった
・大事なメール待ちだった
・カメラは使わないので、問題ないと思った
などなど。
中には、知恵袋や大手小町の釣り質問もあると思うが、それなりの人が、ガチでこう思っているらしい。
正直、びっくらぽんですね。
私からしたら、本人がどんなつもりだろうと、撮影機能をもった機械を、みんな裸のエリアに持ち込む、という行為は、
一眼レフカメラを首からぶらさげて、風呂に入ってくるのと、なんら変わらないのだけど。
嫌でしょ?それなら。
大事な連絡待ちなら、風呂入るなよ。つか、早く上がりなさいよ。
時計とか、大体分かるでしょ。腕時計使いなさい。
風景とりたいとか、もう論外。コメントの価値もない。
ここから見えてくるのは、自分の希望を満たすという欲求のみで、他者の気持ちを想像する、という視点の欠如である。
中には、禁止されているのなら、もっと説明を徹底するべき、とか、
脱衣場でも裸なのに、スマホ使っている人いるじゃないか、とか、
言ってる人もいた。
うーん困った。
脱衣場はともかく、湯船はスマホを持ち込む必然性が全くないので、話が異なる。
あと、もっと説明を徹底すべき、というのは、ただの責任転嫁なので、正直、「常識で考えて」というしかない。
しかし、こういった非常識。行っているのが、若者よりも、むしろ、同年代上のおっさんや、シニアによく見受けられるが、困ったもんである。
自信の行動が非常識か、どうかは、特に、一人暮らしだと、中々気づけないものなので、
なんでもストレートに言ってくれる、気の置けない友人を大切にしたいと思った、今日この頃である。
では。