私は掃除が嫌いである。
以前は、来客がなければ、数カ月掃除しないことさえザラであった。
1LDKの奥の部屋は、完全に倉庫と化し、Amazonの段ボールと読み終わった書籍が、所狭しと並べられ、まさに地獄絵図。
が、私は全く気にせず、そこにベッドを置き、寝ていた。(正確には、元々は綺麗な寝室で、そこがカオスになったのだが)
そんな私が、今は、
・毎週1回、全部屋、トイレを掃除
・部屋は常に綺麗。来客いつでもカモン
となった。
その秘訣とは?
そういう話である。
その前に、この記事を読んでいる方に問いたい。
一番大事なことだ。
そもそも、あなたは「綺麗な部屋に住みたい」と思っているか?
「いや、実はあんまり・・・」
「これは汚いんじゃない。計算されてるんだ、うんぬんかんぬん」
「そもそも頭のいい人は、部屋汚い傾向にあり、うんぬんかんぬん」
と、講釈を垂れるようなら、
正直、回れ右をして、この先は読まないでいいと思う。
なぜか。
どうせ続かないからだ。
「なぜ、綺麗な部屋に住みたいのか」という動機は、一番大事である。その動機に、継続性がなくてはならない。
分かりやすい理由でいうと、
「彼女(彼氏)が出来たので、部屋を綺麗に保ちたい」
とかである。
これなら、少なくとも破局するまでは、その動機が継続することになる。
長年、汚部屋を良しとした私が、「部屋を綺麗にするぞ!」と息巻いた理由は、
独立したからだ。
しかも、田舎とはいえ、繁華街が徒歩10分の所にあり、飲んだ後、人が泊まりやすくなった。
また、神奈川に姉がいるのだが、年に何回か子供を連れてやってきており、今後は私の家を拠点にしたい、と希望があった。
今後は、フリーなので、いつが繁忙期になるか読めない。
仕事が集中しているときに、焦って掃除しないといけない、なんて状態に追い込まれたくない。
なので、常に綺麗な部屋にしよう、と思ったのである。
よって、私の動機は、少なくとも、独立している間は継続する。
さてさて、偉そうにいって、お前の部屋はどうなんだ?
と問われたら、
・半年間は、毎週欠かさず掃除している(全部屋+トイレ)
と答える。
1か月で辞めたのならアレだが、半年続いているなら、自信をもって良いだろう。
で、繰り返すが、私はほんの一年前まで、全く掃除をせず、ゴミに囲まれてくらしていたような人間である。
動機こそあれ、なぜ、そんな人間が、掃除を毎週できるようになったのか?
前置きが長くなったが、そのコツを話そうと思う。
①引っ越しする(ゼロスタート)
いきなりハードル高っ!と言われるかもしれないが、これくらいの荒療治は必要だ。
そもそも、何年間もろくに掃除をしてない部屋など、もはや手遅れ。
処置不能なレベルの汚れが、いたる所にできているものである。
いくら掃除を頑張った所で、消えないアラが目立つと、
「頑張っても、大して綺麗になってないな」
と、どんどんやる気も薄れ、掃除も適当になっていく。
そして、やっても意味ないな、となり、振出しに戻るのである。
なので、既に部屋が死んでるのなら、引っ越すべき。
一度、リセットボタンを押して、リスタートだ。ついでに断捨離も出来る。
とはいえ、掃除のためだけに引っ越しは、中々やれないだろう。
なので、私のように独立したり、あるいは、何か便利な場所に引っ越す、気分転換も兼ねたらよいかもしれない。
ようは、掃除はあくまでオマケで、引っ越しに別の目的を与えれば、実現性が増すだろう。
残念ながら、賃貸でなく、一戸建ての場合、この手は不可能なので、違う手を考えてみて欲しい。
②「毎週掃除」をスケジュールに組む
私の場合、Googleカレンダーに、毎週月曜、掃除をするように入れている。
基本、徹底するし、どうしてもできなかった場合は、火曜にリスケする。
「出来なかったし、来週その分やればいいや~」
はダメである。
できなかったら、次の日やる。それも出来なかったら、次の日やる。
カレンダーも、必ず動かす。
これが大事。
③掃除機はコードレスを買う
これも、個人的にマストである。
なぜ、掃除が続かないかというと、「面倒」だからだ。
なので、そのハードルを可能な限り下げることが、継続の要となる。
コードがある掃除機は、
・いちいちコードを気にしながら、かける
・部屋を変えるたびに、抜き差し
・階段が面倒
といった辺りが、想像以上に、精神負荷がかかっている。
なので、コードレスは必須だ。
最近はルンバとかもあるが、まだまだ実用性は低い。
私はこれを使っている。
どこのメーカー?と最初は不審だったが、約半年間つかい、もうこいつからは離れられなくなった。相棒といっていい。
こいつの特徴は、
・何と言っても安い(5000円くらい)
・充電がかなり持つ(約40分使用可)
・取り回しが軽く、静音設計
である。
他も大事だが、何と言っても「安い」ことが大事だ。
コードレス掃除機のハードルは、何と言っても高いこと。しかし、その便利さは、実際使ってみないと分からない。
こやつは、安いのに、それなりに使える所が、ポイント高い。
あえていうなら、パワーは、コード付きの掃除機に比べると、いささか劣る。(高級品は違うのだろうか?)
最初はそれが気になったが、慣れると、一通り掃除機をかけた後で、デカいゴミは手でとればいい、と気づいたので、問題なくなった。
掃除機を可能な限り「楽」にすること。これは重要ポイントである。
④トイレ掃除は、キッチンペーパーでふき取る
トイレで面倒なのは、「拭く」作業でないだろうか。専用の雑巾を用意しないといけないし、掃除のたびに捨てるのも、勿体ない。
なので、私は、ブラシでざっと掃除→キッチンペーパーでふき取り
としている。
これなら、そのまま捨てれば良い。
雑巾を洗う手間が省け、 トイレ掃除は3分で終わる。
毎週掃除していれば、大して汚れもついてないので、楽である。
キッチンペーパーがなければ、トイレットペーパーでもOKだ。
これなら、無い、という事はないだろう。
以上、まとめると、
長年の掃除嫌いが、綺麗な部屋に住めるようになるコツは、
- 引っ越す(ゼロスタート)
- 掃除をスケジューラーに組み、週内で完結する
- 掃除機はコードレスにする
- トイレのふき取りは、雑巾でなくペーパーを使う
の4点である。
大掃除の参考にはならないと思うが、
来年こそ、長年の汚部屋人生に終止符を打ちたい!
と願う方の、参考になれば幸いである。
では。