中小企業で働く人は、一度、給料を時給で計算してみよう

人生観・仕事観

このまま今の会社にいるべきか、それとも辞めて独立するべきか。簡単に調べるいい指標がある。

それは、給料を時給換算することである。

よく、「時給にしたらマックのバイトより安いわー」とかいう人がいるが、実際いくらなの?と聞いたら、即答できる人は少ないはず。

皆、自分が不幸だーと言いたいだけで、本気で計算してみたことがないからだ。

せっかくなので、私の時給を紹介する。スペックは下記の通りである。

年齢:アラフォー、勤続年数:14年。100人規模の田舎にある中小企業で

WEB担当として勤務。年収は430万円ほどである。

まぁ田舎としては、フツーのレベルだと思う。

問題は時給である。

まず1日の勤務時間から算出する。

朝7時半から夜8時半ごろまで働いているので、大体13時間である。休憩は実質ない。

次に勤務日数。中小企業定番の4週6休なので、月24.5日。

年間で、24.5×12=294日。

つまり、294×24=7056時間、年間で働いている。

さて、それでは時給に換算してみよう。

年収4,300,000/7056時間=609円

お分かり頂けただろうか。

609円である。

アラフォーで、社内唯一のWEB担当、システム担当で、

早朝から晩まで、毎日働いている男が、時給609円。

最低労働賃金以下である。

私は一度、これを計算したとき、一気に何かが冷めたのをよく覚えている。

ちなみに、

「夏季休暇とか正月休みがあるだろ」

「有給があるだろ」

という意見があるかもしれないが、

非常に少ないうえに、上の試算には

・休みに呼び出される

・帰宅後、家で仕事する

などの時間をカットしているので、

特に考慮しなくてもイーブンと考えている。

私がいいたいのは、同じ世代にかなり多いと思われる、

・年収300~500万

・中小企業

・田舎、地方住み

という人は、一度、給料を時給換算してみてほしいということだ。

私の場合、通勤時間がほとんどないので、含めてないが、それも勤務時間に入れると、かなりの人が、コンビニバイトより低い時給になるのではないだろうか。

特に最近は、バイトの時給も上がっている。

この機会に、フリーランスでの生活や、貯金がある程度あるなら、バイト+投資でセミリタイアなんて生活も、検討してみてよいかもしれない。